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【中央区・おはぎやさん】かわいい「手毬おはぎ」が大人気! ビッグサイズおにぎりも見逃せない

浜松市の街中にオープンした「おはぎやさん」は、おはぎを現代風にアレンジしたお店です。さらにビッグサイズの「唐揚げのおにぎり」という意外なメニューも提供。ケンカするほど仲がいい? 夫婦が開いた新店を調査しました。

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浜松の街中にオープンした「おはぎやさん」

にむらあつとリポーターが向かったのは、浜松市中央区尾張町にある小さなお店「おはぎやさん」。

浜松市役所から東へ徒歩4分ほどの場所にあります。

おはぎやさんの外観
おはぎやさん(浜松市中央区尾張町)

2025年6月末にオープンした、おはぎとおにぎりのテイクアウト専門店です。

店内は横に細長く、ショーケースを挟んで人が1人立てる程度の広さです。

迎えてくれたのは、岸本桃子さんです。

左)おはぎやさん・岸本桃子さん 右)にむらあつとリポーター

店内に入ると、ショーケースには彩り豊かなおはぎ、そしておにぎりが並んでいます。

おはぎはカラフルで見た目もかわいく、一般的なおはぎとは少し違う印象です。

店内のショーケースにカラフルなおはぎとおにぎりが並んでいる
真ん中の段が「手鞠おはぎ」 下の段がおにぎり

カラフルな手毬おはぎ 一番人気「抹茶おはぎ」

このお店の看板商品が、カラフルな見た目の「手毬おはぎ」です。

十勝産の小豆を5時間じっくり炊き上げた「大納言おはぎ(200円)」、香ばしい香りが特徴の「胡桃おはぎ(230円)」や「ほうじ茶おはぎ(230円)」など、全部で10種類。

うち日替わりで8種類が店頭に並びます。

手毬おはぎ

どれもおいしそうですが、一番のおすすめを聞いてみました。

おはぎやさん・岸本桃子さん:
一番人気は「抹茶おはぎ」です

抹茶おはぎ(230円)」は、鮮やかな緑色のあんに、甘く煮詰めたサツマイモがアクセントになった一品です。

抹茶おはぎ(230円)

にむらリポーター:
おいしい。抹茶、すごく香りがありますね。濃厚な抹茶が口いっぱいに広がります

おはぎはモチモチの中にプチプチした食感も感じ、食べ応えがあります。

抹茶おはぎ

おはぎやさん・岸本桃子さん:
おはぎには黒米餅を使っています。風味をよくするために、あんには京都産の抹茶をたくさん入れています

京都産の抹茶をぜいたくに使用しているので、食べた後も口の中に抹茶の香りが残ります。

黒米でつくった餅と京都産の抹茶をふんだんに使用

和洋折衷の発想はカヌレ店の経験から

彩り豊かでかわいいおはぎですが、発想はどこから生まれたのでしょうか。

おはぎやさん・岸本桃子さん:
カヌレのお店もやっているので、そこから生まれました

おはぎやさん・岸本桃子さん

実は桃子さんと夫で社長の広悦(こうえつ)さんは、浜松市内でカヌレや焼き菓子を提供する洋菓子店も経営しています。

浜松市中央区八幡町にある「カヌレと焼き菓子の店 comme moi(コム モア)」です。

カヌレと焼き菓子の店 comme moiの店内の様子

そのカヌレづくりでは和三盆やきなこなど、和風の食材を組み合わせることも多いのだとか。

そこで培った和洋折衷の発想や技術をおはぎづくりにも生かしているのです。

カヌレ

なぜおはぎの店を開いたか

なぜいま、“おはぎ”のお店を開いたのかも聞いてみました。

おはぎやさん・岸本広悦さん:
お米を使ったお店がやりたくて始めました

おはぎやさん・岸本広悦さん

岸本夫妻はラーメン店や唐揚げ店も経営しています。

それらの店では、多くのブランドの中から選び抜いた自慢のお米を提供しているんです。

県西部でラーメン店・からあげ店を経営

おいしい米を安く提供したいという思いから、お米をメインにした「おはぎやさん」を立ち上げたのだといいます。

おはぎだけでなく、おにぎりも提供している理由がわかりました。

ショーケースに並ぶおはぎとおにぎり

ビッグサイズ「唐揚げのおにぎり」も人気

広悦さんのこだわりが詰まったもう一つの看板メニューがありました。

大きな「唐揚げのおにぎり(300円)」です。

唐揚げのおにぎり(300円)

使用しているお米は、秋田県産の「あきたこまち」のみ。

店内で炊きたてを握っています。

おはぎやさん・岸本広悦さん:
おはぎもおにぎりもお米の粒感が大事だと思っています

おにぎりには秋田県産のあきたこまちを100%使用

具材は、広悦さんが経営する店の「唐揚げ」にラーメン店の甘辛いソースを組み合わせた、ご飯が進む味付けです。

さらにこの「唐揚げのおにぎり」は、他のおにぎりに比べてビッグサイズ。

広悦さんが経営する店の唐揚げやソースを使用

通常のおにぎりはご飯の量が110gですが、「唐揚げのおにぎり」はご飯がなんと150g。

ボリューム満点で、これが300円とはコスパも抜群です。

左)唐揚げのおにぎり(ご飯150g) 右)他のおにぎり(ご飯110g)

にむらリポーター:
お米が一粒一粒立っています。上に1個どんと唐揚げが乗っているんですが、食べたらまた中から唐揚げが出てきました

大きな唐揚げが2個も入っていたとは驚きです。

おにぎりの中にはもう一つ唐揚げが

夫婦の情熱とこだわりがつまったお店

実はこの「唐揚げおにぎり」、当初は250円で販売されていましたが、お米の量を増やしたため300円に値上げしたそうです。

ここには夫婦間の“認識の違い”もあるようです。

おはぎやさん・岸本広悦さん:
当初は250円だったんですけど、妻が勝手に値段を上げたんです。悔しいから米の量を増やしました

おはぎやさん・岸本桃子さん:
違いますよ。お米の量を先に増やしたから値段が上がったんです

広悦さん・桃子さん・にむらリポーター

どちらの言い分が正しいのか? 真相はスタッフが知っていました。

「広悦さんがお米を増やしたので、桃子さんが値上げし、それを知った広悦さんがさらにお米を増やした」という経緯がだったようです。

「また増やしたの?!」とあきれる桃子さんですが、お客さんにより良い商品を提供したいという思いは2人とも同じです。

ケンカするほど仲がいい?! 浜松の街中に新しい風を吹き込む「おはぎやさん」でした。

■店舗 米工房 おはぎやさん
■住所 浜松市中央区尾張町124-1
■営業時間 10:00~16:00
■定休 月

【詳しく見る】おはぎやさんのインスタグラム

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