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【葵区・とんとん】ふわふわ卵とチャーハン 人気メニューが融合した「天津チャーハン」

静岡市葵区、70年以上の歴史がある中華料理店「とんとん」。外はふわふわの卵に覆われ、中にはパラパラのチャーハンが隠れている「天津チャーハン」が自慢です。

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70年以上の歴史を持つ老舗中華料理店

静岡市葵区川辺町にある「とんとん」。

豚のマークが目印の中華料理店の老舗で、看板からも歴史を感じます。

とんとんの外観
とんとん(静岡市葵区川辺町)

70年以上の歴史を持ち、現在は兄弟で店を切り盛りしています。

店内には、厨房を囲むようにカウンター席がありシンプルなつくりです。

店内の様子

数あるメニューの中で、「餃子(680円)」は店の名物。

ニンニクが効いたギョーザを中心に、広い世代に愛されています。

餃子(680円)

外はふわふわ卵 中はパラパラチャーハン 夢のコラボ

自慢のメニューは、「天津チャーハン(1450円)」。

天津飯とチャーハン、2つの人気メニューが一皿になった夢のようなオリジナル中華です。

天津チャーハン(1450円)

外はふわふわの卵に、しょうゆベースの甘ダレ、そして中にはチャーハンが隠れています。

夢のような組み合わせ、さて、どんな味がするんでしょうか。

外はふわふわ卵 中はチャーハン

一口食べてみると、卵とチャーハンがバラバラではなく、しっかり一体になっているのを感じます。

タレ・チャーハン・カニ玉、最高の組み合わせです。

とんとん 店主・諏合成美さん:
タレを作って、チャーハンを作って、カニ玉を焼いて、3回鍋を振っています。その調和がバランスよくなっていると思います

とんとん 店主・諏合成美さん

卵はふわふわで、さらにボリュームもあります。

とんとん 店主・諏合成美さん:
大きい卵を2つ使用しています。強火で裏表を焼いたら、すぐに弱火にして中はふわふわに焼き上げます。表だけカリッと焼いて、中はあまり火を通さないようにしています

天津チャーハンの玉子

表面だけをカリッと焼いて中はふわふわに仕上げることで、食感の違いを楽しめるように工夫されています。

上にたっぷりかかっている“タレ”にもこだわりが。

とんとん 店主・諏合成美さん:
しょうゆに、スープと砂糖を使って甘みを出しています。一般的なタレにはお酢が入っていることが多いですが、うちは一切お酢は入れていません

酢が一切入っていないタレ

しょうゆベースの甘ダレには一般的な天津飯とは違い、お酢が一切入っていないのが特徴。

甘みがありながらも、さっぱりとした味わいで、タレが卵とチャーハンの接着剤となっています。

おいしさのポイントは、こだわりのしょうゆダレ。

先代から継ぎ足しで作る秘伝のレシピで、料理に程よい甘みをプラス。唯一無二の味を出しています。

継ぎ足しで作る甘味のあるしょうゆダレ

タレが卵とチャーハンをうまく絡めているので、ボリュームがありながらもペロリと食べられます。

温かいご飯で作るチャーハンの秘密

中に入っているチャーハンもこれまた絶品。チャーハンだけで食べてもおいしいです。

とんとん 店主・諏合成美さん:
一番下のチャーハンがおいしくなかったらバランスが悪くなってしまいます。一般的にはご飯を冷ましてから炒めますが、うちは先代の時から温かいご飯のまま炒めています。そうするとしっとりしながらもパラパラしているチャーハンに仕上がります

チャーハンを作っている

夢のコラボが誕生した理由

天津飯とチャーハンをミックスさせるこのメニューは、店主が思いついたそうです。

とんとん 店主・諏合成美さん:
最初はタレはなかったんです。卵が好きで、チャーハンの上に卵焼きを乗せて食べていたんですけど、もしかしてタレをかけて食べたらおいしいのではと思ってかけてみたら、天津チャーハンが完成しました

調理風景

店主の思い付きで、天津飯とチャーハンという夢のコラボレーションが誕生しました。

天津チャーハンは、食べるほどに夢中になる味わいです。ぜひ一度ご賞味ください。

■店名 とんとん
■住所 静岡市葵区川辺町1-1-1
■営業時間 火~土 17:00~25:00 
      日・祝 17:00~24:00
■定休 月、第2・3 木 (不定休)
■問合せ 054-253-4292
■駐車場 3台

※この記事は2025年8月9日にテレビ静岡で放送された「くさデカ」をもとにしています。

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