神社の提灯とご祭神
見つけた

【藤枝・飽波神社】サッカーのまちに暮らす神様は“蹴球”がお好き?

静岡・藤枝市はサッカーのまち。そこで見つけた珍しい御朱印は、サッカーファン必見のアイテムでした。地元チーム・藤枝MYFCも必勝祈願に訪れるこの神社では、神様もサッカーをするんです。

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にむらあつとリポーター

地元サッカーチームも必勝祈願に訪れる神社

静岡県藤枝市といえば、サッカーのまちとして知られています。

数々のJリーガーを輩出した藤枝東高校をはじめ、サッカーJ2の藤枝MYFCがあります。

そんな藤枝市内に「ご祭神がサッカーをする神社」があるという情報を入手。

飽波神社(藤枝市藤枝)

さっそく、市内を流れる瀬戸川のほとりにある飽波(あくなみ)神社を訪れました。

立派なたたずまいの神社に一歩足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは「藤枝MYFC」と書かれた大きな絵馬です。

藤枝MYFCが奉納した大きな絵馬

選手のサイン入り特大絵馬が奉納されていました。「J1昇格」「20ゴール」などそれぞれの願いごとが書かれています。

宮司の浅井眞澄さんが藤枝MYFCと神社との縁を教えてくれました。

飽波神社・浅井眞澄 宮司:
今シーズンの必勝を祈願して奉納した絵馬です

飽波神社 宮司・浅井眞澄さん

藤枝MYFCは毎シーズン飽波神社を訪れ、必勝祈願を行うそうです。

2025年は2月5日に必勝祈願。やはり、この神社はサッカーとのつながりが深そうです。

「ご祭神がサッカーをしている」というウワサ

しかし、肝心なのは「サッカーをしているご祭神」を探すこと。

境内を見渡しても、そのような様子は見当たりません。

神社の本殿をくまなく探しても、サッカーをしているご祭神の姿はありませんでした。

本殿にも「サッカーをするご祭神」の姿はない

そこで浅井宮司に助けを求めると「あちらの授与所へ」と、案内されました。

鳥居の脇にある、お守りやおみくじが置かれた授与所に神様が?

浅井宮司の案内で授与所に向かう

そこには日本代表のシンボル・ヤタガラスがデザインされた「JFA公認サッカー御守(800円)」がありました。

これも十分サッカー関連のアイテムですが、求めているものとは違います。

果たして、サッカーをしている神様は本当に存在するのでしょうか?

意外な場所で見つけた神様のサッカー姿

すると、浅井宮司は額に入った「御朱印」を指さしました。

額に入った御朱印をよく見ると…

よく見ると、そこにはサッカーボールを蹴る神様と、ゴールキーパーのような立ち姿の神様が描かれています。

この御朱印は2025年2月から頒布を始めた、その名も「蹴球御朱印(各300円)」。

蹴球御朱印 神様がサッカーをしています

飽波神社のご祭神が、サッカーをしている様子が描かれています。

サッカーボールを蹴っている神様は「少彦名命(すくなひこなのみこと)」。知恵の神様として知られ、サッカーにおいては知略・戦略で勝利に導いてくれるのです。

知恵の神様・少彦名命

もう一方のゴールを守るかのように立っている神様は「瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)」。

おはらいの神様で、心身を清めてくれるそうです。サッカーでは邪念を沈め次なる飛翔へといざないます。

おはらいの神様・瀬織津姫命

どうしてこのような御朱印を発案したのですか?

飽波神社・浅井 宮司:
神社の名前は皆さんご存知でも、祭られている神様はあまり知られていないんです。神様に親しみを持ってほしいと、この御朱印を考えました

御朱印への想いを語る浅井宮司

神様を身近に感じ、さらに藤枝のサッカーが発展することを願い、この御朱印を作成したそうです。

ご祭神がサッカーをしているという御朱印は、日本広しと言えどもここだけかもしれません。

サッカーのまち・藤枝市ならではの御朱印は、サッカーファンにとっても神社巡りが好きな方にとっても、見逃せません。

サッカーを愛する神様がいる飽波神社で、あなたも特別な御朱印を手に入れてみませんか?

■施設名 飽波神社
■場所 静岡県藤枝市藤枝5-15-36
■問合せ 054-643-2915

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