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静岡・清水区にあるローカルスーパー「エムエムフーズ」。平日の午前中でも、お客さんで賑わう人気店です。長年地域で愛され続ける理由は、豊富なお肉の品ぞろえと、できたての総菜にありました。
【画像】記事中に掲載していない画像もいっぱい! この記事のギャラリーページへ見た目は普通の外観のスーパー
やってきたのは、東名高速道路・清水ICの近くです。

創業から40年の歴史をもつ「エムエムフーズ」。いわゆるローカルスーパーで清水に1店舗しかありません。
しかし平日の午前中から大盛況なのです。
まずは店内をチェック。

漬物やお豆腐など、普通のスーパーと同じようなラインナップで、特に変わったところはありません。
とにかく広いお肉コーナー
さらに奥に進むと精肉コーナーに来ました。
驚くのはその広さ。冷蔵ケース5~6列が全て肉なのです。

量も多いですがラインナップも豊富です。
1kg入りで580円の、やたらと安い国産豚ひき肉を発見。
さらにお買い得シールが貼られた砂肝など、珍しい部位も安く売られています。

エムエムフーズはスーパーとは思えないほど充実したお肉の品ぞろえが人気のお店です。
鍋料理用の“モツ”や、静岡おでんに必須の“牛フワ”など、普通のスーパーではあまり見られないレアなお肉もあります。
なぜ、これほどお肉の種類が豊富なのでしょうか。

エムエムフーズ・渡辺一樹 店長:
もともとは精肉店で、そこからスーパーを始めました。一頭買いした肉は店内で加工しています
精肉店のノウハウをいかし、市場で1頭買いしたお肉を店内で加工するエムエムフーズ。多いときには100種類もの部位を販売することもあります。
渡辺一樹店長は「鮮度は天下一」と太鼓判を押す肉コーナーが、エムエムフーズ人気の理由、まず一つ目です。

別棟ではできたて総菜を販売
人気の理由、二つ目は種類豊富な総菜です。
鮮度抜群のお肉を販売するスーパーの建物とは別に、30種類以上のできたて総菜が並ぶ建物「エムエムフーズ 店頭」があります。月・木・金・土のみ、週4日の営業です。

とんかつやヒレカツのほかにも、売り切れ必至の看板商品「100円焼きそば」や、自慢のお肉を使ったお総菜が大人気。
エムエムフーズ・渡辺一樹 店長:
揚げたてを提供しているので、家に持ち帰ってすぐ食べられます

なかでも、店長のイチオシは、国産牛100%の「キャベツメンチ(200円)」。
独自で3種類のひき肉が混ざったメンチカツは、お肉のうま味が口いっぱいに広がりました。天下一のメンチカツという言葉がぴったりでした。

にむらあつとリポーター:
ソースを付けていませんが、お肉のうま味だけで、うわっおいしい!
お客さんに聞いた人気商品
そんなエムエムフーズで、お客さんたちは一体何を買っているのか。買い物を終えた人たちに聞いてみました。

ふわ・もつ煮
もつやコンニャクの煮物「ふわ・もつ煮(280円)」。店頭に並んだら30分もしないうちに売り切れると、常連客が話す総菜です。
買った人は「これで日本酒を飲めば最高」と教えてくれました。

100円焼きそば
人気すぎて、ひと家族5個までの個数制限がある「100円焼きそば」。
「100円よりコスパが高い味」と常連さんに好評です。

精肉店の「牛丼」
自家製の「牛丼(570円)」はさすが精肉店というボリューム。肉も糸こんも柔らかいそうです。

「隠れた名店」と絶賛
大家族が大量にお肉を買ったり、他で買い物をした人がわざわざ肉だけエムエムフーズに買いに来たり。他には代えがたい場所になっているようです。

常連の1人は1店舗しかないエムエムフーズを、“隠れた名店”と表現していました。
お肉のプロフェッショナルが営むエムエムフーズ。お肉のプロという強みを生かしながらも、スーパーという枠を超えて、地元清水で愛される人気店でした。
■店名 エムエムフーズ
■住所 静岡市清水区石川本町13-15
■営業時間 8:30~19:30
■定休 不定休
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