元交際相手の母親を包丁で刺して殺害しようとした殺人未遂などの罪に問われた男の裁判員裁判で静岡地裁は懲役7年の実刑判決を言い渡しました。
判決を受けたのは住居不定・無職の男(28)で2023年9月 元交際相手の女性に背後から抱きつき引きずったほか、警察に通報した女性の母親の腹を包丁で刺し殺害しようとしました。
11月28日の判決公判で静岡地裁の國井恒志 裁判長は女性への暴行について「事前に覆面や粘着テープを購入するなど計画性があり身勝手で短絡的」と指摘しました。
また 女性の母親に対する犯行は「突発的で殺意は強固ではない」とした一方で「事件についてのみ記憶にないと証言するなど真摯な反省があるとは思えない」などとして懲役7年の実刑判決を言い渡しました。