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漁師が手がける遠州名物グルメが浜松市の舞阪漁港にあるということで調査へ。それはシラスをふんだんに乗せた見たことがない団子でした。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ現役の漁師が営む団子店
向かったのは、浜名湖と遠州灘をつなぐ今切口の東側。シラス漁で有名な舞阪漁港のほど近くです。「遠州名物 舞阪団子」という看板が掲げられた建物がありました。
この時期は毎朝シラス漁に出ているという漁師の澤幡昇志さんがオーナーです。
朝は漁に出て、日中は団子店へ。「帰って飲んで、また朝から漁!」と話す澤幡さん。
そんな澤幡さんが、舞阪に新たな名物を作りたいと「舞阪団子」を2023年10月にオープンしました。
港町の魅力詰め込む串焼き団子
それでは舞阪団子のメニューを見てみましょう。
海苔みたらし
甘みたらし
自家製醤油
八丁味噌
つぶあん
こしあん
きな粉
いそべ団子
すべて1本150円です。
澤幡さんのオススメは「海苔みたらし」と「いそべ団子」です。
舞阪団子・澤幡昇志さん:
冬の間はシラス漁ではなく、のりを浜名湖で養殖しているので、そののりを使っています
まずは「海苔みたらし」から試食。浜名湖産ののりを使った、舞阪ならではのお団子です。
にむらあつとリポーター:
みたらしの甘味と、のりの風味の相性がいいですね。お団子もやわらかく、お餅の風味もいいですね
甘辛い「みたらしあん」と風味豊かなのりが絡み合う大人気の一品。国産の米粉を100%使って作った団子も自慢です。
続いていそべ団子。風味豊かなことで知られる舞阪ののりをそのまま使っているので、しっかりとのりを感じられる団子です。
シラスで団子が見えない
さらに8月から始めた新メニューを食べさせてもらいました。
人気商品「海苔みたらし」の上に、シラスの釜揚げをドバッとかけた「シラス団子(4本入り1100円)」。
それは、舞阪の特産品を大胆に使ったぜいたくなお団子でした。
お団子がみえなくなるほど、シラスがかかっています。
舞阪漁港で水揚げされたシラスの釜揚げを、店自慢の「海苔みたらし」の上に敷き詰めたぜいたくな「シラス団子」。
こんなの見たことがない、唯一無二の団子じゃありませんか!
にむらリポーター:
まずシラスのうま味がきて、その後にのりの風味がきて、さらにみたらしの甘味がきて、イイですね!
舞阪団子・澤幡昇志さん:
シラスの団子をやりたくて、素焼き、しょうゆ、いろいろ試したけれど、まさかの「海苔みたらし」にシラスをかけたら、べらぼうにうまくて!
不漁のピンチをチャンスに
シラスの町を盛り上げたいと、新たな名物の開発に取り組む澤幡さん。「舞阪団子」には並々ならぬ思いが込められていました。
近年続く、全国的なシラスの不漁。全国有数の漁場を誇る静岡の港町でも、水揚げ量は例年の半分ほどに。苦境が続くシラスの町を“お団子で盛り上げたい”。澤幡さんは大きな野望を抱いています。
舞阪団子・澤幡昇志さん:
いまシラスがとれなくて、だんだん海の温度も上がってしまい。それでなにかできないかと。例えば東の厄除け団子、西の赤福に対して、中央の舞阪団子と思われるようになればいいと思っています
全国的に名が知れた団子や餅の仲間入りをする! そんな大きな夢を託された「舞阪団子」は絶品でした。
■店名 舞阪団子
■住所 浜松市中央区舞阪町舞阪3100-1
■営業時間 11:00~18:00
■定休 不定休
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