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【駿河区・ヒシダイ大石商店】海から1時間で店に到着! 間違いなく新鮮なシラス丼

新鮮なシラス丼に大感激! 早ければ漁から1時間で店に到着するという鮮度抜群のシラス。そして名物「たたみいわし」。静岡市駿河区の「ヒシダイ大石商店」と隣にある「どんぶり工房」を紹介します。

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ヒシダイ大石商店・どんぶり工房(静岡市駿河区高松)

いつも通る表通りから1本裏に入ればそこはまるで別世界。しずおか県民必見の裏スポットを巡ります。静岡市駿河区にある旧150号「浜街道」を、大谷川放水路から静岡バイパス方面へ散策します。

品質が命 シラスとサクラエビ

訪れたのは浜街道・敷地公民館前の信号から海側へ一本裏道に入ったところにあるヒシダイ大石商店。

「大石しらす店」の大きな看板が目印です。生シラス、サクラエビの“のぼり”も立っていて、期待がふくらみます。

ヒシダイ大石商店・大石泰生さん:
専門はシラスとサクラエビです。駿河湾でとれるものだけを扱っています。サクラエビがとれるのは駿河湾だけ。シラスは用宗港のものです

ヒシダイ大石商店・大石泰生 社長

店の歴史は80年、社長の大石泰生さんは3代目です。

つぶすわけにはいかないと必死に守ったお店は、いまや隣に飲食店も開店するほどの盛況ぶり。

サクラエビ、生シラス、釜揚げがショーケースに並びます。

釜揚げシラスはふわふわ食感。軽く塩を入れてゆでています。

いま店頭に出ているサクラエビは、大ぶりだった春漁のものです。甘さが際立ち、身をしっかり感じます。

ヒシダイ大石商店・大石泰生さん:
しっかり魚をみて買っていますから。こういう小魚は悪い物を仕入れて良くしようとしても絶対無理。元が良ければみんな良い

「たたみいわし」食べたことある?

用宗港でとれた新鮮なシラスとサクラエビを堪能した後は、地元の名物「たたみいわし」をいただきます。

たたみいわしを食べたことがありますか?

たたみいわしはイワシの稚魚、つまりシラスから作ります。

ヒシダイ大石商店・大石泰生さん:
最近たたみいわしを知らない人が多いね。シラスをのり状に生干しにしたものです。高級品だから食べたらおいしいですよ

軽く炙ってきつね色になれば食べられます。

大石さんのおすすめの食べ方はお吸い物。素揚げにして塩をまぶしてポテトチップスのように食べることもできます。

「どんぶり工房」で2色丼

店の隣には、新鮮でおいしいシラスを食べてほしいと建てた「どんぶり工房」があります。

生を食べたことがない人が、初めてここで食べて感激することもあるそうです。

生シラスとゆでシラスの2色丼(900円)を注文しました。

キラキラの生シラスが丼にそそがれて登場。ひとかみしたら、身がはじけてシラスのうま味が飛び出します。

初めての人は、これが生シラスかと風味に感動すること間違いありません。

どんぶり工房・後藤剛さん:
生シラスは磯の香りがすると思います。味付けはなく、生シラスは海からあがって水で洗ってそのまま。釜揚げシラスは塩ゆでしたままです

シラスにはほとんど手を加えていませんが、味が濃く強い。これぞ職人技の釜ゆでです。

どんぶり工房・後藤剛さん:
海から揚がって1時間でここに出ます。シラス船は二艘引きです。揚がったものを、別の船が港に持っていきます。そのまま港からここに来るので早いときは1時間ぐらいで到着します

海岸線に近い浜街道。その裏道で見つけたヒシダイ大石商店とどんぶり工房は、素材の良さと鮮度で勝負している店でした。

■店名 ヒシダイ大石商店
■住所 静岡市駿河区高松3373
■営業時間 7:00~16:30
■定休 不定休
■問合せ 054-237-2246

■店名 どんぶり工房
■営業時間 11:00~14:00
■定休 不定休※悪天候時は休み
■問合せ 054-237-5221

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