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ティーソムリエのいる隠れ家アフタヌーンティー専門店「シークレットガーデン」に行ってきました。米粉のケーキが特徴のティーセットだけでなく、英国家庭料理も味わえる“本物”です!
【画像】メニューを画像で! この記事のギャラリーページへ静岡市の中心地。かつては東海道の宿場町として旅人が行き交った「伝馬町通り」を散歩します。
店内の雰囲気がザ・イギリス
伝馬町小学校のそばで、ティーサロン「シークレットガーデン」を見つけました。
5月31日にオープンしたばかりのアフタヌーンティー専門店です。
ゆっくりできそうなソファーに、英国風のすてきな壁紙で、気分があがりますよ!
オーナーの逢沢仁美さんは、イギリス発祥のUK TEA ACADEMY(ユーケーティーアカデミー)認定の「ティーソムリエ」。
イギリス貴族のたしなみ、「アフタヌーンティー(1人3000円)」をお願いしました。
下の段はサンドイッチ、中上段はそれぞれ2種類ずつ選べるスコーンとパティスリー。
お茶も20種類以上から選べます。
おいもの甘い香りがする紅茶「アッサム」や、キャラメルやミルクのような甘い香りがする「ルフナ」がおすすめです。
プラス500円で茶葉を変えられるシステムもありました。
紅茶、ウーロン茶、プーアール、白茶、黄茶、緑茶とあまりにも種類が豊富なので、2ポット目は種類を変えてみたくなるはず。
キュウリのサンドイッチの意味を知ってる?
サンドイッチの具材は日替わりで、この日はチキンハーブ、キュウリ、エッグマヨネーズでした。
シークレットガーデン・逢沢仁美さん:
食器にもこだわりました。イギリスから輸入したアンティークで、いまは廃版になっているので探すのに苦労しました
キュウリのサンドイッチについて逢沢さんが豆知識を教えてくれました。
もともとイギリスは寒いので、温室がないとキュウリが育てられません。
ということで、キュウリが出されると「この家は温室があるんだ」ということに気付く。つまり裕福であることが分かるのです。
さらに薄く切られたキュウリは、すご腕のシェフがいる証だったそうです。
女王をなぐさめたケーキ
スコーンも好みの2種類を選べます。
2つに割ってクロテッドクリームやジャムを付けて食べるのがイギリス流。
クロテッドクリームは牛乳を煮詰めて作るイギリス伝統のクリームです。
パティスリーも2種類をチョイスできます。
バナナのタルト「バノフィーパイ(単品480円)」は、バナナがクリームのようで想像以上の味。
もう一つはビクトリア女王にゆかりの深いケーキ「ビクトリア女王のケーキ(単品460円)」を選びました。
このケーキにも逸話がありました。
シークレットガーデン・逢沢仁美さん:
米粉で作っているので、小麦粉で作ったものよりしっとりしていると思います。ビクトリア女王が最愛の夫を亡くした時に公務ができないほど落ち込んでいましたが、これを食べたことをきっかけに元気になったと言われています
英国家庭料理コテージパイ
1日12食限定、伝統の家庭料理「コテージパイ」にもぜひ挑戦してみてください。
イングリッシュランチは、コテージパイに野菜スープ、お茶、パティスリーが付いて2800円です。
メインのコテージパイは味付けしたひき肉の上に、マッシュポテトをのせオーブンで焼いた料理。
なんとなく“肉じゃがコロッケ”のような味わいが親しみ深い。
お肉はビールでコトコトと煮込んでいるので、ほのかにビールの味がすると思います。
蒸し野菜にはグレイビーソースがかかっています。
イギリスでは家庭料理なので、普段から食べられている伝統の味です。
シークレットガーデンは、静岡にいながらにして本格的なイギリスが堪能できる貴重な場所でした。
■店名 シークレットガーデン
■住所 静岡市葵区伝馬町14-12
■営業時間 11:30~L.O15:30
■定休 インスタグラム参照
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