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関根さんの「甘やかしすぎ」は問題? 関根親子が語る孫育ての役割分担 【テレビ寺子屋】

芸歴50年を迎えた関根勤さんと2児の母になった娘の麻里さん。親子で対談し、子育て孫育ての役割分担や父親になって初めて気づいたことを教えてくれました。

テレビ静岡で6月23日に放送されたテレビ寺子屋では、関根勤さん、そして娘の麻里さんが関根家の子育て、さらに孫育てについて語りました。

「目に入れても痛くない」孫の存在

関根勤さん:
麻里が結婚した時は、子育てを100%やり終わったという気持ちで、Kくん(麻里さんの夫)には「僕のバトンは渡します。あとはお願いします」と、そういう感覚だったんです。

その翌年孫が誕生し、本当にかわいいですね。「目の中に入れても痛くない」ということわざがありますけれど、抱っこしながら「かわいいなあ、1ミリぐらいだったら(目に入れても)耐えられるな」と思うくらい愛しています。

愛して育てた娘が大変な思いをして産んだ子かと思うと二重のかわいさがありますね。

甘やかすおじいちゃんと厳しい母

関根麻里さん:
娘たちは遊び相手としても、もうなんでも言うことを聞いてくれる存在としてもじいじが大好きです。

脳科学者で心理学者でもある先生に「あまりにもじいじが甘やかすんですが、どうなんですか?」と相談したんです。

そうしたら「いろんな人の中でお母さんは厳しい人で、その中に一人おじいちゃんはすごく甘くてなんでもいうことを聞いてくれる人、こういう人もいるんだっていうサンプルがあっても、娘さんにとっては良いことですから」って言われたんですよ。

一番「いいとこどり」でずるいんです。ただ、それも役割ですよね。ダメっていう人も必要なんです。でも、もちろん私も常に味方でいるって事は伝えますし、「すごく愛してるよ」とか「大好きだよ」って言葉にして伝えるようにしています。

孫の自尊心を育む

関根勤さん:
僕、人生の中で今が一番楽しいピークじゃないかと思ってるんです。麻里の子育ての時も楽しかったけれど、今は麻里もいて孫が2人でしょう? だから大いに今を楽しもうと思っています。

自尊心というのがない人が多いらしいんです。孫に「生まれてきてくれてありがとうね、本当に幸せだよ」としょっちゅう言うと、「もう聞いたよ」と言われます。でも言う。

そうやって「あ、私は存在している意義があるんだ」と思わせてあげる。やっぱり自分に自信がなさ過ぎちゃうと困りますから。繰り返し言ってもらうことによって、絶対記憶に残りますしね。

何歳になっても人生は勉強

麻里が4歳のころ遊んだ後に一緒に寝てしまい、パッと目が覚めたときのことです。「ああ、この子も将来結婚してお母さんになったりするのかな」と考えると、「妻のお父さんも妻の寝顔を見て、こうやって愛してきたんだ。だから結婚式の時に、『あと、よろしくな』と僕の手を熱く握ってくれたんだ」とハッとしました。

娘をもってみて父親がいかに娘を愛してるかというのが分かり「そうか、僕はお父さんからバトンをもらったんだ」と思ったのです。

不思議ですね、熱い気持ちになっちゃって気づいたんです、お父さんの気持ちに。でも人生経験を重ねたり、家族ができたりすると、今まで気づかなかったその人の立場に立って気づけるというのがあるんですね。

いろんな立場の人を考察する。若い立場はもう踏んでますから。上になってやっと、今70の人の気持ちがわかります。でも80の人の気持ちは分からないので、この後勉強していきます。人生、勉強ですね。

関根勤:1953年生まれ。大学生の時にテレビの素人企画でチャンピオンになり芸能界入り。芸歴50年を迎えた。

関根麻里:1984年生まれ。2006年に大学を卒業後、芸能界デビュー。2014年結婚。2児の母。

※この記事は6月23日にテレビ静岡で放送された「テレビ寺子屋」をもとにしています。

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