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静岡県内最大の望遠鏡がある焼津市の「ディスカバリーパーク焼津天文科学館」。プラネタリウムもリニューアルオープンしたばかりで、気軽に宇宙体験ができる科学館です。
静岡発のアイドルグループ、fishbowl(フィッシュボウル)の新間いずみが、予算1万円で行きたいところに旅をする「新間旅」。焼津編です。
社会科見学の聖地へ
旅の予算は残り5790円。
焼津の魅力を焼津市観光協会で再確認した後、再び焼津駅に戻りました。
次の目的地は田尻にある「ディスカバリーパーク焼津天文科学館」です。
ディスカバリーパークまでは焼津駅前の3番バス乗り場から出ている「一色和田浜線 和田浜まわり」に乗ります。
午後12時2分発のバスに乗り約20分。「横須賀ディスカバリーパーク」バス停に到着しました。
[バス運賃 380円]のこり 5410円
ディスカバリーパークは小学生の時、社会科見学で訪れたことがあります。
その時のことはあまり覚えていないけれど、「焼津といえばディスカバリーパーク」というイメージがあり、また訪れたいなと思っていました。
ディスカバリーパーク誕生のきっかけは望遠鏡職人
焼津市出身の望遠鏡職人・法月惣次郎(のりづき そうじろう)さんが、81歳の時に作った大型望遠鏡がディスカバリーパークにあります。
大きさは県内最大で、この望遠鏡の存在が焼津にディスカバリーパークが誕生したきっかけでもあります。
法月さんが生前最後に製作した貴重な望遠鏡で、これを見るために県外から訪れる方も多いそうです。
ディスカバリーパークの広場には、他にも法月さんが製作した望遠鏡やアンテナが展示されています。こんなすごい人が焼津にいたなんて、驚きました!
ロマンあふれる大型望遠鏡
広場を抜け、いざ館内へ。この日は雨だったからか、室内で遊べるディスカバリーパークは、春休み中の子供たちで賑わっていました。
早速、ディスカバリーパークの顔でもある大型望遠鏡のもとへ。望遠鏡の資料がたくさん展示してあり、天文台は研究所のような雰囲気です。
スタッフの鈴木伶音さんの説明を聞きながら、望遠鏡を近くで見せてもらいました。
鈴木さんはたまにクイズを出しながら説明してくれるので、全く望遠鏡の知識のない私でも楽しく学ぶことができました。
望遠鏡は鏡と鏡を合わせて天体からの光を集めるのですが、普段は見ることのできない望遠鏡の中にある鏡も見せて頂きました。
こんな大きな望遠鏡で実際に星が見えたら、どれほどロマンにあふれているだろうか!
ということで、実際に望遠鏡をのぞいてみることに。
ですが、この日は雨。屋根で視界は遮られていて、見えたのは壁。
晴れていたら昼間の星を眺めることができるそうなので、次は晴れている日に訪れたいと思います。
天文台の見学会は平日午後2時から、土日祝日は午後2時と午後4時半から開催されます。先着20人で参加は無料。受付で整理券を配布しています。
ド迫力の新プラネタリウム
望遠鏡を楽しんだ後はディスカバリーパークもう一つの目玉、プラネタリウムへ。
最近14年ぶり2度目となるリニューアルをしたばかりです。全165席もある広々した会場の中心には大きな投影機がありました。
プログラムが始まると、まずはきょう見える星空や季節の星座をドームに投影しながら天文スタッフが生解説をしてくれます。
プラネタリウムの中央にある丸い機械のことを光学式投影機というのですが、今回、この中の電球がLEDにリニューアル。星の輝きがより明るく見やすくなり、色合いなど本物に近づいたそうです。
この日は雨で見えなかった星をプラネタリウムで見ることができて、満足感を感じました。
星座を見た後は、土星の輪に大接近する映像を見ました。
この時に使うデジタル式投影機もパワーアップ。
明るいレーザープロジェクターに入れ替えたことで、明るい部分は以前より2倍明るく、暗いところはより暗く表せるようになり、立体的な宇宙の映像を楽しむことができます。
大迫力で没入感があり、実際に自分が宇宙にいるんじゃないかと思いました。
この他にも、小さな子供から大人まで楽しめる、さまざまなプログラムがあるそうです。
[プラネタリウム 600円]のこり 4810円
オリジナルの企画展示
最後は展示・体験室へ。
この日は手、指、目、耳など人間の感覚を試す体験型科学展示「びんかん?どんかん?からだ感かく選手権」(6月30日まで)が行われていました。
ディスカバリーパークのスタッフが一から企画、制作したオリジナルの体験展示です。
展示室に入った瞬間、私もかつて小学生の頃、この体験室で開催された科学の展示に夢中になっていた記憶がよみがえってきました。
その時の私のように子供達が展示に夢中になっている姿に少し感動しました。
[展示・体験室 300円]のこり 4510円
グッズコーナーはかなり充実
グッズ販売コーナーも時間があれば立ち寄ってみてください。
“宇宙飛行士も食べた”という、缶入りの「スペースブレッド 宇宙のパン(691円)」がありました。
他にも宇宙食と同じフリーズドライ製法で作られたやケーキやアイスもあって、特に「たこやき」はパーク内のお土産で一番人気なのだそうです。どんな味なのか気になりますよね。
表紙が天体写真のジャポニカ学習帳は「れんらくちょう」「じゆうちょう」「自主学習」の3種類がありました。
ここでしか買えないのは、ディスカバリーパークのオリジナルクリアファイル(220円)です。法月さんのあの大型望遠鏡で撮影した月のクレーターや皆既月食などの写真付きです。
大人になって改めて訪れたディスカバリーパークは、宇宙を近くに感じられる場所でした。しかも子供だけでなく、大人も楽しめるスポットでした。今度は晴れた時に実際に望遠鏡で星を見たいと思います!
次回は、「葵サンプル」で食品サンプル作りに挑戦します。■施設名 ディスカバリーパーク焼津天文科学館
■住所 静岡県焼津市田尻2968-1
■営業時間 9:00〜17:00 土日祝10:00~19:00
※5/3~6は9:00~17:00
■定休 月(休日の場合は翌平日)・年末年始 ※臨時休館あり
■問合せ 054-625-0800
■駐車場 無料
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