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静岡・河津町の国道135号線沿いに、何やらとても元気な外観のお店が。セネガル共和国の家庭料理が堪能できるレストランです。セネガル出身の陽気な店長や、おすすめのとろとろお肉メニューを紹介します。
セネガル共和国とは?
セネガル共和国は、アフリカ大陸の西側に位置する海に面した国です。面積は日本の約半分ほどで、人口は約1866万人。言葉はフランス語がメインですが、さまざまな民族が暮らしているため、各民族による言語が使われています。
またサッカーがとても人気で、ワールドカップでセネガルの国名や選手を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
店内は外国の雰囲気
「African Dream（アフリカンドリーム）」は、2023年7月に河津町にオープンしました。国道135号線沿いの「谷津」という分岐の南東、海側にあります。
店内はとても広く、テーブル席や窓側の席が多いので、少人数から団体客まで、だれでも利用しやすくなっています。
席と席のスペースが広く、ゆったりくつろげます。各テーブルも広いため、たくさんの料理を注文して楽しめますね。
テーブルのうえにはセネガルをイメージしたランチョンマットが、店内には観葉植物やラグがあり、どこか外国に来たかのような雰囲気が味わえます。
天井と壁は海を思わせる青色。店内では、セネガルで親しまれているアーティストのノリノリな歌が、BGMとして常時流れています。
たまに店内で音楽のイベントをやることがあるそうで、大型のスピーカーが置かれていました。
店の奥ではセネガルにちなんだ民芸品やバッグ、Tシャツなどが販売されていました。セネガル女性が着用する民族衣装もあります。
店内に置かれている帽子やバッグは、ヤシの葉を加工した「ラフィア」と呼ばれる繊維で編まれた民芸品なのだそうです。
タマネギた～っぷり料理
セネガル料理が食べられる場所は日本全国においてもかなり少なく、そのうちの1店舗が伊豆半島の河津町にあるのですから、とてもありがたい。さっそく作ってもらいました。
マトン（羊肉）とタマネギをたっぷり使い長時間かけて煮込んだソースと、小さなパスタで作られた「ベルミッセル（Sサイズ：1200円 Mサイズ：1400円）」というセネガルの家庭料理。
マトンとタマネギが、とにかくとろっとろで非常に柔らかく、レーズンの甘さがほどよく効いています。今まで味わったことのない、小さなパスタの新食感とハヤシライスに似たやや甘めの味がたまりません。
セネガルでは「ヤッサ（1500円）」と呼ばれる家庭料理があり、タマネギをじっくり煮込んでマスタードやレモンを効かせたソースを魚やお肉にかけて食べます。クセがなく甘みがあり絶品です。
チキンのヤッサを食べてみましたが、こちらも長時間かけて煮込んであるためか、お肉がとても柔らかいです。ナイフとフォークで、骨からお肉がスルッ簡単に取れます。タマネギたっぷりソース・白米・ゆでタマゴと一緒にいただきましょう。
セネガル料理ならではの飲み物もありました。アフリカ大陸に生息しているバオバブの果実で作った「バオバブジュース（600円）」です。
バオバブの果実はスーパーフードとしても有名で、ややキウイに似た酸味とラズベリーのような甘みがあり、さっぱりとした飲み心地が快感です。
食後に、セネガルでよく飲まれているという国民的コーヒー「カフェトゥーバー（500円）」を注文。
日本で飲まれている一般的なコーヒーよりやや苦味があるものの、ギニアペッパーという香辛料がピリッと効いてクセになる味です。
一緒に付いてくるチョコレートを口に含みながらコーヒーを飲むと、甘さが加わって、また違った味が楽しめます。最初の一口はぜひ、ブラックのまま楽しんでみてください。
なぜ河津町にセネガル料理店を?
オーナーのラミンさんは20年以上日本に住んでいて、日本語が堪能です。はじめは神奈川県の新横浜に住んでいましたが、伊豆の自然に魅せられ移住。そしてコロナ明けの2023年、ようやく念願のお店をオープンすることができたのだそうです。
アフリカンドリーム・ンボウ ラミンさん：
せっかく国道沿いの海が見える場所にあるので、今後は店舗を増改築して海が見えるように大きな窓を設置したり、テラス席を用意したりすることなどを考えています。多くの方に、伊豆の自然や海をセネガル料理と一緒に楽しんでもらいたいです
伊豆といえば海鮮料理が有名ですが、おもてなし上手のセネガル人オーナーが作る、セネガル料理を堪能してはいかがでしょうか。
■店名 African Dream（アフリカンドリーム）
■住所 静岡県河津町谷津447-20
■営業時間 10：00～20：00
■定休 水
■問合せ 0558-36-4201
■駐車場 あり
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