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【富士宮・ふじの宮助産院】自宅で出産 妊婦一人ひとりに寄り添った出張型助産院

出産は十人十色。命を授かってから産むまで、多くの希望、そして不安に直面します。静岡・富士宮市にある「ふじの宮助産院」は一人ひとりに寄り添って、妊娠から産後ケアまで、トータルで見守ってくれる出張型の助産院です。

出張専門の助産院

ふじの宮助産院は、2020年8月に産後の出張専門助産院としてスタート。2021年3月に自宅出産を基本としたお産対応ができる助産院として届け、その翌月に一人目の赤ちゃんが誕生しました。

ふじの宮助産院は4人の助産師で立ち上げた助産院です。

(右から2人目)初代院長・藤沢夏絵さん (右から3人目)現院長・佐藤未来さん

初代院長(藤沢夏絵さん)は2023年3月に転居したため、4月からは現院長(佐藤未来さん)へとバトンタッチ。現在は3人の助産師がメインとなり、ほかにサポート助産師・看護師の複数名で運営をしています。

通常、助産院は院長がメインとなり妊婦をみますが、ふじの宮助産院は同レベルの助産師がそれぞれ担当の妊婦を持って活動しています。これはとても珍しいことですが、そのおかげで産前産後の妊産婦一人ひとりに、手厚いサポートが可能となりました。

嘱託医は板東レディースクリニック、連携医療機関は富士宮市立病院です。

妊娠から産後まで同じ助産師が担当

妊娠すると、妊娠一人に対して同じ助産師が関わるイメージを持つ人もいるかと思いますが、病院と助産院ではその点に違いがあります。

病院では外来と病棟でスタッフが分かれていることが多く、妊娠中から同じ助産師が継続的に関わることが難しい状況があります。

それに対して助産院は、妊娠中から産後までずっと同じ助産師が担当するケースが多いそうです。

富士宮市には出産が可能な助産院がふじの宮助産院を含め3軒あります。

「自宅でお産ができるという選択肢をこの地に残していきたい」という助産師達の強い思いがあります。

妊婦に合わせた出産

基本的に出産場所は自宅ですが、希望があれば自宅以外(実家など)でも大丈夫です。

そして、出産の仕方は自由。

病院での出産は分娩台に乗り、決められた姿勢で出産することが多く、家族の立ち会いは制限があることも。それに対してふじの宮助産院は妊婦の楽な姿勢で出産に挑めるうえに、立ち会いも家族だけでなく友人・祖父母の立ち会いも相談にのってくれます。

出産直前で不安がいっぱいの妊婦にとって心強いものです。

産前産後のサポートも充実

妊婦1人につき担当助産師1人がつくので、LINEでいつでも相談できる体制づくりができています。

【産前のフォロー】
・妊婦健診は助産師が自宅へ訪問し、1時間以上かけてゆっくりと行う。
・妊婦健診は上の子供や友人、誰でも同席できる。
・妊娠期間中には必ずクリニックや病院での定期健診があり、可能な限り担当助産師が付き添う。

【出産】
・自宅まで助産師が訪問し対応。
・産後2時間は自宅に滞在し、翌日から産後4〜5日目までは訪問。経過観察と赤ちゃんの沐浴、観察などを行う。
・富士宮市立病院で行う小児科診察および聴覚検査も助産師が付き添う。

【産後フォロー】
・出産日から2週間後と1カ月後、自宅まで訪問し健診を行う。
・産後1年間は月に1度の健診が「あお助産院」で行われ、育児相談などができる。

※あお助産院は、ふじの宮助産院の助産師である青野有紀子さんが院長を務める産後型助産院。

安心して迎える出産

1歳になるまで母親と赤ちゃんをあたたかく見守ってくれる助産師は、本当に心強い味方です。また妊婦健診を自宅で実施してくれるのも、身重な妊婦としては助かります。

妊娠から産後まで長期間寄り添ってくれる、ふじの宮助産院。

安心できる場所で信頼している家族・友人と、新たな命の誕生の日を迎えませんか。

■施設名 ふじの宮助産院
■住所  静岡県富士宮市沼久保624-1
■診療時間 9:00〜16:00
■問い合わせ 090-5850-7306
■定休 土・日・祝

【もっと詳しくみる】ふじの宮助産院のサイト インスタグラム

取材/こゆき

富士宮市公認ママライター集団! 子育て中のお母さんが記者となり、お母さんならではの目線で、富士宮市の魅力や情報をを発信しています。 現在、1期生~7期生の48人が活動中。

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