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国連が2023年を「国際雑穀年」とするなど、いま注目されている「雑穀」。国産にこだわった雑穀39種入りの商品を提供している静岡市の企業は、ホットケーキなど食べやすい雑穀商品も開発しています。
全国各地の隠れた魅力的な商品を集めたというAmazonの「日本ストア」で、静岡県のイイモノを検索。実際に現地を訪れじっくり検証してきました。
幅広いアレンジも!39種の雑穀ごはん
静岡市葵区の雑穀専門店「雑穀米本舗」。
「明日への輝き39種ブレンド」には、なんと39種類の雑穀が入っています。
テレビ静岡・小松建太アナウンサー:
プチプチ食感が良いですね。いろいろな食感が口の中で弾け、ほんのり優しい甘みが広がります
雑穀米本舗 広報担当・大石仁美さん:
スーパーフードのアマランサスや、健康にすごく良いと言われているエゴマや、古代米などが入っています
雑穀が苦手な人もいますが、クセの少ない誰でも食べやすい雑穀を配合しているそうです。
小松アナ:
普通に炊いてもいいですが、アレンジができそうですね
雑穀米本舗・大石さん:
カレーや、親子丼などの丼もので食べる方は多いですが、スープに入れたり、チキンのトマト煮などいろいろなものにアレンジが可能です
こだわりの国産雑穀をいかす手作業
雑穀好きの代表が2016年に創業した雑穀米本舗。おいしさや品質にこだわり、当時から守り続けていることがあります。
使っている雑穀はすべて「国産」にこだわり、いろいろな農家に足を運んで確保しました。
雑穀米本舗 製造主任・市川智也さん:
黒米は千葉県の田んぼまで行ったんですが、静岡ではあまり見ない広さの田んぼですごく驚きました。しかも稲穂に実る量も少ないので、もっと雑穀を大切にしようという思いが強まりました
生産者が大切に育てた雑穀を、最高の状態で食卓に届けるために配合は手作業です。
小松アナ:
配合は落ち着いた風景かと思っていたら、完全に力仕事ですね
雑穀米本舗・市川さん:
1種類ずつ仕入れて、手で混ぜます。機械で混ぜるとどうしても傷がつきますし、食べたときの口当たりも変わってきます
ホットケーキやチョコバーにも雑穀
雑穀米本舗では雑穀の魅力を1人でも多くの人に届けるために、新しい商品開発も行っています
雑穀米本舗・市川さん:
雑穀を買ってくれる方は女性が多いんですが、これからは男性や子供、誰でも雑穀を知ってもらえるようにホットケーキミックスやチョコレートバーを開発しました。今は10軒に1軒ほどの割合でしか雑穀を食べている家庭はないと思うのですが、なるべく100%に近づくようにしていきたいと思います
新しいかたちに加工して、雑穀をより身近に。素材にこだわるからこそ、ひとりでも多くの人にそのおいしさを知ってもらおうと、挑戦を続けています。
普段から雑穀を食べる習慣がある人も、新しい雑穀商品は新鮮なのでは。ホットケーキはほんのり自然な甘さと雑穀の香りで朝食やおやつにぴったり、チョコバーも雑穀入りだと背徳感を持たずに気軽に食べられるおやつでした。