年を重ねても、はつらつとサッカーを楽しむ人たちが静岡県内にいます。メンバーは全員80歳以上!試合や普段の生活に密着しました。
グラウンドで、白熱した試合を繰り広げるサッカー選手。
参加した選手たちに年齢を聞いてみると・・・
選手:
(Q.ポジションとご年齢は)きょうは左のサイドバック。82歳
選手:
キーパー以外はどこでもやる。(Q.ご年齢は)80歳
選手:
89歳6カ月
なんと、全員80歳以上!
実はこのサッカーチーム、80歳以上の選手のみで構成されているんです。
県サッカー協会 シニア委員会・鈴木南海雄 会長:
生涯現役でずっと「サッカーやらまいかい」というのが、我々の目標
サッカー王国静岡に、年齢の限界はない??
80歳を過ぎても、サッカーを続ける秘訣やその白熱の試合を取材しました。
グラウンドで白熱したプレーを見せる選手たち。
その年齢は、全員80歳以上!
80歳を過ぎてもサッカーを続ける秘訣や白熱の試合を取材してみると・・・
9月中旬、静岡県静岡市清水区のグラウンドに集まる選手たち。
選手たち:
みんな孫がいる連中。孫じゃない、ひ孫だよ
メンバーは、3年前に始まった80歳以上が参加を許される「80リーグ」の参加者です。
現在この「80リーグ」があるのは、東京と静岡のみ。
静岡では45人が参加しています。
県サッカー協会 シニア委員会・鈴木南海雄 会長:
40・50・60・70代までは全国大会に直結している。75歳以上、80歳以上は全国大会がないので、その意味ではかなり真剣にみんなプレーしている
参加メンバーが東西のチームに分かれて戦ったこの日、西軍のキャプテンを務めたのが大畑正敏さんです。
2027年1月で80歳になる大畑さん。
島田市に工場を構える食品会社で現在も顧問として勤務し、商品の売り上げや仕入れの管理などを担っています。
業界で長く働き、これまでに築いてきた人脈も幅広く、とても頼りになる存在と周囲は話します。
同僚:
年齢を感じさせないスピード感がある。力もある
同僚:
大畑さんみたいに年取りたい。それはなかなか難しいですよ
大畑正敏さん:
ある程度若い気持ちにならないといけないとは思う。自分の子供とか孫みたいな人達だから。みんな
仕事が終わり藤枝市内の自宅に帰ると、大西さんは日課のランニングに出向きます。
サッカーの名門・藤枝東高校サッカー部出身の大畑さん。
高校2年の時には全国大会優勝も経験し、80歳になってもやめられないといいます。
大畑正敏さん:
(仲間と)包み隠しなし、遠慮なしに話ができることがいい。たまにそれで一杯飲んだり、四方山話をしたりね
この日は、年に6回の80リーグの東西戦です。
試合は前後半あわせて40分、スライディングや肩での接触が反則なことを除けばルールは変わりません。(女性は60歳以上が出場可能)
大畑さんも西軍のキャプテンとして参加します。
前半5分、まずは西軍が先制点を挙げ、その後も攻撃の手をを緩めず追加点を決めます。
大畑さんも最前線でボールを奪うと、ドリブルでどんどんと前へ。
右足でパスを出します!
3点目は、大畑さんのアシストでゴール!
西軍ベンチ:
後半が問題だね。体力が維持できるかどうか
東軍ベンチ:
後半で3点挽回しないと。大丈夫大丈夫。とにかく楽しくいかないといけないから。がんばろう
西軍ベンチ:
清水(後半から)出て
後半も西軍がさらに攻めます。
出場しているのは県内リーグの最高齢、91歳の清水恒雄さん!
鶴と亀のプリントが入った「寿ユニフォーム」で臨む清水さん。
東軍のパスをカット!その後も果敢に機会をうかがいます。
しかし、東軍も巻き返しを図ります。
後半7分、パスを受けて1人かわし、シュート!
その後も着実にゴールを奪い追加点を入れますが、1歩及ばず、3対2で西軍が勝利を収めました。
東軍キャプテン・薩川昌之さん(81):
ミスはミスで、褒めてやろうということと、みんなで助け合っていこうと言った。自分本位なプレーになってしまったのが反省の一つ
県内リーグ最高齢・清水恒雄さん(91):
サッカー好きですから。皆さんとお会いできるのが非常に楽しい。まだまだもう少し頑張れるかな
西軍キャプテン・大畑正敏さん:
とにかく元気で、勝ち負けは次にして、精一杯みんなで楽しんでやれたらいいんじゃないかと思う。この年でまだ仕事もサッカーもやれるということは幸せ。できるだけ続けていきたい。サッカーは
専門家は、サッカー好き同士で集まることは心にも体にも良い影響を与えると指摘します。
仲間とボールを追いかける楽しさはいつになっても、変わらないようです。
