7月28日夕方、熊本県で起きた最大震度7の揺れを観測した地震。南海トラフ巨大地震の発生確率を高めるおそれはあるのか、専門家は―。
静岡大学防災総合センター・岩田孝仁 客員教授:
(Q.南海トラフ巨大地震との関連は?)
直接は関連はないと思いますね。プレートの境界で起きる南海トラフ地震と、今回の熊本は比較的地表に近いところの活断層が動いている。直接プレート運動に影響するような関連はないと思う
一方で、今回のような活断層が引き起こす地震は過去に静岡県内でも発生していて、今後も起きる恐れがあると指摘しています。
能登半島地震以来、国内で観測された震度7の揺れ。
引き起こされた激しい揺れによって住宅の倒壊に加え、高速道路や橋の損傷が数多く確認されています。
静岡大学防災総合センター・岩田孝仁 客員教授:
直下で比較的浅いところで断層が動くと、直近では本当に大きな震度になる。大元はやはり耐震性。建物そのものの耐震性と、いろいろな設備の耐震性が本当にきちんとできているかどうかで、大きな事故を防げるかどうかの瀬戸際になる
また、今回の地震では各地で停電や断水が続いています。
いま私たちがあらためて考える必要があるのが、地震への備えです。
静岡市清水区のホームセンターには、非常食や簡易トイレ、懐中電灯など防災グッズが普段から50点ほど並んでいます。
特に必需品をまとめた「防災バッグ」は人気が高く、28日の地震を受け29日はオープンから1時間ほどで5件の問い合わせがあったということです。
男性:
水や食料は備蓄しているので大丈夫だけど、防災トイレだけまだ備えていない
簡易トイレの備えが不十分だという男性。
様々な種類の中から自分にあったものを探します。
男性:
トイレだったらやはりにおい。あとは処理の仕方。それが簡単に済ませられるものではないと
また、こちらの女性は防災用品の劣化が心配だと言います。
女性:
耐震ポールも家でやっているけど、実際ずっとやっているから、変えたほうがいいのかなと
そして、通常の防災グッズとともにこの時期に欠かせないのが、暑さ対策です。
エスポット清水天王店・安田直樹さん:
普段は熱中症対策として展開している商品ですが、こちらも今の暑い時期、大変有効に活用してもらえる
南海トラフ地震で想定される断水は、県内の90%。
専門家も、自分に置き換えて考えてほしいと話します。
静岡大学防災総合センター・岩田孝仁 客員教授:
こまめに水分補給をしたり塩分補給するというのは基本の原則。物資が途絶えてしまうと、なかなかできなくなる問題を抱える。自分にもう1度置き換えてみて、今 何を自分たちは準備するべきか、対策をしておかなければいけないか、もう一度 家族の人や地域の人たちと一緒に考えていただきたい
県内でもいつ起きてもおかしくない巨大地震への備えを。あらためて考えることが必要です。
