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「砂糖えんどう」という耳慣れない野菜、それは砂糖のように甘~い静岡・湖西市の春の味覚です。スーパーでも見かけない名前ですが、どんな野菜なのでしょうか。
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湖西市にある砂糖えんどうの生産者・宇田雅一さんの農業用ハウスを見せてもらいます。

一歩中に入ると、鈴なりの砂糖えんどうがすぐ目に飛び込んできました。赤紫色の花も咲いていてきれいです。
砂糖えんどう生産者・宇田雅一さん:
早いと12月上旬から収穫できます。4月いっぱい、遅いと5月10日ぐらいまで収穫する人もいます

収穫の時期は12月から5月までと、比較的長い砂糖えんどうですが、中でも気温が上がる3月から4月は、実がたくさんなり収穫量が多いそうです。
スナップエンドウや絹さやと、見た目は似ていますが、種類は異なる「砂糖えんどう」。
テレビ静岡・室伏真璃アナウンサー:
サヤエンドウは薄いイメージがありますが、砂糖えんどうは立派でまるまるとして、大きいです

砂糖えんどう生産者・宇田雅一さん:
エンドウにもいろいろ種類があります。エンドウと呼ばれる中で、一番ふっくらしていると思います
他のエンドウ豆に比べ、豆が大きくふっくらとした形が特徴で、中でも一番の個性は名前の通りその甘さ。
基本的には火を通して食べるのが砂糖えんどうの食べ方ですが、宇田さんによると中には生で食べる人もいるとのことで、1つ収穫させてもらいました。

筋を取り、さやを開いてみるとまん丸のお豆が顔を出しました。かむとシャキシャキで、甘さがあります。
糖度は9度~11度もあり、イチゴやミカンに匹敵する甘さがあると言われています。それが「砂糖えんどう」と呼ばれるゆえんです。

スーパーなどであまり見かけない「砂糖えんどう」ですが、その理由は産地にあります。
全国に流通する「砂糖えんどう」は、静岡県と愛知県で約半数ずつ生産され、静岡県内で流通するものは、なんと9割以上が湖西市産です。
産地が限られているため、流通する量も少なく、出荷量はスナップエンドウのわずか3%ほどと、とても希少な野菜なんです。

砂糖えんどう生産者・宇田雅一さん:
一部浜松市内で作られている方はいますが、結局は狭い範囲でしか作られていません。各地で栽培されない理由はわかりませんが、湖西市は日本有数の日差しがある地域なので、一つの要因だと思います
砂糖えんどうを使った料理レシピ
そんな、希少な春の味覚を、宇田家おすすめのレシピで食べてみましょう。妻の宇田有紀さんに教えてもらいます。

ゆでマヨネーズ
(1)砂糖えんどうの筋をとります。
(2)鍋にお湯を沸かし、塩を少々入れます。
(3)砂糖えんどうを入れ、火が通って緑が濃くなるぐらい1~2分ゆでます。
(4)ザルにあげて冷ましたら、マヨネーズを添えて完成です。

室伏アナ:
鮮やかな緑色になりました。さやの中が透けて見える透明感があります。生で食べるより、さらに甘みが増しています。さやはシャキシャキ、豆は大粒なのでホクっとした感じです
天ぷら
(1)筋をとった砂糖えんどうを、小麦粉を水で溶いた衣にからめます。
(2)180℃の油で約1分揚げます。
(3)油から上げたら完成です。

砂糖えんどう生産者・宇田有紀さん:
うどんのときに、かき揚げと砂糖えんどうの天ぷらをのせて食べます。ゆでた砂糖えんどうより、油と合わさってもっと甘みが増すと思います
他にもチャーハンや、ベーコン炒め、卵とじにも使えます。みそ汁に入れる地元の人もいるそうです。
もし砂糖えんどうを見かけたら、貴重な春の味覚を試してみてください。
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