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藤枝の「朝ラーメン」文化が進化中! “非志太系”の朝ラー2選 【ちっきん・ogawa】

静岡・藤枝市にある「朝ラーメン文化」が今、新たな進化を遂げているとのこと。それは“非志太系”と呼ばれる新たな潮流。ラーメン激戦区としても知られるこの町で、朝ラー文化がどのように進化しているのか調査しました。

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藤枝では朝ラーメン「特設サイト」も開設

藤枝市といえば、朝からラーメンをすする「朝ラーメン(朝ラー)」文化で知られる町。

朝ラー文化を探るべく、JR藤枝駅北口にある観光案内所からリサーチをスタートしました。

藤枝市観光案内所(藤枝市駅前)

案内所の中には、藤枝の朝ラーメンにまつわる商品も並んでいます。

その中で目に飛び込んできたのが、「藤枝朝ラーメンの魅力を広く発信!! 特設サイトがオープン」と書かれたポップ。

「藤枝の朝ラーメン」に関するポップ

藤枝市観光協会・蒔田大事務局長:
朝ラーメンの魅力を広く発信するという意味で、最近、特設サイトをオープンしました

特設サイトでは朝ラー文化の始まりや、「温かい」「冷たい」をセットで楽しむ藤枝流の食べ方、個性豊かな朝ラーが食べられる18店舗を紹介しています。

左)藤枝市観光協会・蒔田大事務局長 右)テレビ静岡・室伏真璃アナウンサー

“非志太系”という新潮流

朝ラーの王道といえば、日本そばを思わせる魚介系のあっさりしょうゆスープ。ラーメン通の間では「志太系(しだけい)」と呼ばれるスタイルです。

しかし、いま進化しているのは別のスタイルのラーメンだそうです。

藤枝市観光協会・蒔田事務局長
私たちは「非志太系(ひしだけい)」と呼んでいますけど、豚骨であったり、油そばであったり、いろいろな新しいジャンルの朝ラーメンが誕生してきています

「非志太系」のラーメン

豚骨や油そばなど、新たなジャンルの朝ラーメン。藤枝の朝ラーメン文化がバラエティ豊かになっているようです。

どのような非志太系ラーメンが藤枝にあるのか、実際に人気ラーメン店に行ってみました。

■施設名 藤枝市観光案内所
■住所 静岡県藤枝市駅前1丁目1-2
■営業時間 9:00~18:00
■定休 年末年始
■問合せ 054-647-1144

自然素材の一杯「自然素材らぁめん ちっきん」

非志太系の朝ラーメンを求めて向かったのは、藤枝市の高柳。

ちっきんの外観
自然素材らぁめん ちっきん(藤枝市高柳)

ラーメン激戦区の藤枝でも大人気なのが、2024年に移転オープンした有名店「自然素材らぁめん ちっきん」です。

清潔感あふれる新しい店構えのこの店で、「120%煮干しらぁめん 極みしょうゆ(1280円)」を食べました。

120%煮干しらぁめん 極みしょうゆ(1280円)

運ばれてきた丼からは、煮干しのよい香りがふわりと立ち上ります。

スープをひと口飲んだ瞬間、煮干しのうま味がガッツリと口の中いっぱいに広がります。しかし、想像していたよりも苦みやクセはありません。

ちっきん スタッフ・近藤優さん

ちっきん スタッフ・近藤優さん:
煮干しと昆布だけのスープです。満足度は下げずに、軽く食べられるようにしました

スープは、カタクチイワシと北海道産真昆布のみを使用した、魚介系清湯スープ。朝から体に優しく、それでいて満足感はしっかりあり、「自然素材」をうたう理由がよく分かる一杯です。

2025年の秋から始めた自家製麺

麺もまた、このラーメンのこだわりを語る上で欠かせない要素。弾力のある美しい麺は自家製です。

120%煮干しらぁめん 極みしょうゆ

ちっきん・近藤優さん:
より我々の意思や意図をラーメンに行き届かせるために、2025年の秋から自家製麺を始めました

小麦粉、塩、かん水だけで作るこだわりの自家製麺。具材も、煮干しの味を邪魔しないようにシンプルな味付けで統一しました。

スープと麺がメインでありつつ、丼の中で具材すべてが一体となり、ひとつのラーメンとして完成されています。

ちっきん・自家製麺を作っている様子

開店前から行列ができることも

ちっきんの朝ラーメンは、朝9時からスタート。開店前から並ぶお客さんがいる日も珍しくないといいます。

ちっきん・近藤優さん:
その日休みの人や、朝、家の仕事を終えた主婦の方など、性別年齢いろいろな人に来てもらっています。自然素材をうたっているのもあり、何杯食べても背徳感がない、体にいい感じも伝わっていると思います

「120%煮干しらぁめん 極みしょうゆ」のスープに使われる煮干し

老若男女問わず幅広い客層が訪れるのは、この「体への優しさ」が伝わっているからかもしれません。

■店名 自然素材らぁめん ちっきん
■住所 静岡県藤枝市高柳1-10-43
■営業時間 9:00~14:00
■定休 月・金

チーズ使用の洋風ラーメン「BISTRO ogawa」

ogawaの外観
BISTRO ogawa(藤枝市駅前)

続いてやって来たのは、ラーメン店とは思えない落ち着いたモダンな外観の店「BISTRO ogawa(ビストロオガワ)」。

オガワはラーメン店ではなくフレンチのレストランです。

運ばれてきたのが、「とろけるクリームチーズのビストロラーメン(1500円)」。※提供期間終了

とろけるクリームチーズのビストロラーメン(1500円)※提供期間終了

フレンチのようにおしゃれな見た目のラーメンです。そのスープを一口飲むと、クリーミーなおいしさに思わずうなってしまいます。

オガワ オーナーシェフ・小川量さん:
クリームチーズとパルメザンチーズで、スープのベースが鶏です

BISTRO ogawa オーナーシェフ・小川量さん

クリームチーズ、パルメザンチーズ、生クリーム入りの鶏スープと材料は洋風ですが、しっかりと「ラーメン」になっているのは、塩ラーメンのかえしが入っているからとのこと。

そこに魚介や乾物のうまみも入っているそうです。

特注の麺と味変が楽しめる具材

使われている麺は、京都の製麺所に特注しているストレート麺。細めの麺は、すすって食べてみるとパツンとよく切れる感じがします。

とろけるクリームチーズのビストロラーメン

具材は、生ハムや自家製のクルトン、レモン、タマネギ、藤枝産のルッコラ。ラーメンといえばチャーシューやメンマなどの具材が浮かびますが、イメージとは違う具材に驚きです。

オガワ・小川量さん:
チーズだけだと飽きてしまうので、いろいろな味の変化を楽しみながら食べてもらえればと思います

ラーメンごとに違う「和え玉」

小川さんが持ってきたのは、「替え玉」ならぬ「和(あ)え玉・明太子と大葉(400円)」。

麺と明太子、大葉などを混ぜ合わせて、先ほど食べていたラーメンのスープに付けて食べます。

和え玉を頼むことで、ラーメンを二度楽しめます。

和え玉・明太子と大葉(400円)

オガワ・小川量さん:
「とろけるクリームチーズのビストロラーメン」の場合は、明太子の和え玉になります。ラーメンによって、これが合うかなというのを考えて「和え玉」を出しています

オガワはフレンチの店ですが以前から朝ラーを提供してきました。

今回食べた「とろけるクリームチーズのビストロラーメン」はなんと42作目で、期間限定。

テレビ静岡・室伏アナとBISTRO ogawa・小川量さん

思いついたら次々とラーメンを作っているそうなので、次はどんな朝ラーが登場しているか、新しい出会いを求めて足を運んでみてください。

■店名 BISTRO ogawa
■住所 静岡県藤枝市駅前1-6-28
■営業時間 ラーメン提供時間 9:00~14:00
      ※土日祝は7:00~
■定休 水
■問合せ 054-625-5539

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