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静岡市葵区にある静岡浅間神社近くに、葵の御紋が目印のクラフトビール専門店があります。徳川家康ゆかりの酵母でビールを造ったり、本格クレープを提供したりと、常に挑戦を続けるアオイブリューイングを訪ねました。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ静岡浅間神社の近くにあるビール醸造所
JR静岡駅から北へ車で約10分。静岡浅間神社周辺を散策します。神社の前を通る麻機街道を南へ進んだ目と鼻の先で、立派な家紋が描かれた建物を発見しました。

徳川家の葵の御紋です。 白い外壁には「AOI BREWING」と書かれています。
アオイブリューイング・福島英紀さん:
隣でクラフトビールを作っています。できたてのクラフトビールが飲めるお店です

アオイブリューイングはクラフトビールの醸造所、タップルームもあり醸造所で造られたビールを飲むことができます。
店内はおしゃれな雰囲気で、木製カウンターには金色のビールサーバーが並び、黒板メニューにはフードやスイーツのラインナップが書かれています。

1杯目のビールがコンセプト「浅間ゴールデン」
提供しているのは定番ビールが3種類と、限定ビールが2〜3種類。オーナーの福島英紀さんおすすめは、神社の名前が付いた「浅間ゴールデン(680円)」です。
アオイブリューイング・福島英紀さん:
1杯目に飲むなら浅間ゴールデンは爽やかな飲み口で、これが一番よく出ていますね

グラスに注がれた浅間ゴールデンからは、フルーティーな香りが漂ってきます。一口飲むと、ライム味というか柑橘味を感じるフレッシュさが。非常に飲みやすい印象です。しかし、締めるところはキリッと締まっており、バランスの良さが光ります。
アオイブリューイング・福島英紀さん:
1杯目を飲んでもらうというのがコンセプトですので、ホップの爽やかな香りも楽しみながら、モルトも感じ、後口すっきりですね

まさにアシストはしてくれるけれど、絶対に自分でゴールは取らないような、良い立ち振る舞いをしてくれるビールです。
2杯目のおすすめは大学と共同開発したビール
2杯目のおすすめは限定ビールの「家康公クラフト ウィートエール(730円)」です。このビールには特別なストーリーがあります。

アオイブリューイング・福島英紀さん:
静岡大学の発酵研(発酵とサステナブルな地域社会研究所)の教授の方々と一緒にやっているプロジェクトがあります。家康公にゆかりのある土地の植物から酵母を採取して、3年前ぐらい前からその酵母でビールを造っています
ウィートエールはその第三弾。家康が新茶を収めたお茶壺屋敷跡に咲いているツツジの花から採取した酵母を使用しています。

時間をかけて、いろいろな人に協力してもらったというビール。何万とある酵母の中からビールができる酵母を分離して培養した、苦労の結晶のビールです。
苦みもガツンとしたものが来ます。しかし、その苦みの奥に爽やかな香りと爽やかな飲み口があるため、非常にバランスがいいのが特徴です。重さと軽さ両方を楽しめる仕上がりです。
ビールとクレープの意外な組み合わせ
ところで気になることが。店の外に「クレープ」と書かれたのぼりが立っていました。ビール専門店でクレープと疑問に思いましたが、シェフの簾野達幸さんがパティシエ出身なので、クレープも提供しているそうです。

クレープとビールの合わせ、相性はどうでしょうか。
食べてみたのは「クレープ・マロンカシス(950円)」です。がっつりと甘そうなクレープですが、おすすめは、このクレープとウィートエールの組み合わせです。

一口食べると、カシスのベリー感と酸味がしっかりと味わえます。そこにウィートエールを流し込むと、全く邪魔せずに喉を通っていきます。思わずおかわりを、もう一杯注文。
カシスの酸味とウィートエールのフレッシュな酸味が見事にマッチしており、これは世紀の発明と言っても過言ではありません。

静岡浅間神社のすぐそばで、自家醸造のクラフトビールと意外な組み合わせのクレープを楽しめるアオイブリューイング。1杯目にぴったりの浅間ゴールデンから、ストーリー性のあるウィートエールまで、こだわりのビールを味わいに訪れてみてはいかがでしょうか。
■店名 アオイブリューイング
■住所 静岡市葵区宮ケ崎町30
■定休 火
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