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【浜名湖】思ったより落ちていたゴミ 親子で参加する「浜名湖クリーン隊」が湖の未来を守る

静岡県を代表する湖・浜名湖。観光やレジャーのイメージが強い一方、湖岸に打ち上がる多くのゴミが問題となっています。こうした状況を多くの人に知ってもらうため、約10年にわたって清掃活動「浜名湖クリーン隊」が行われています。

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ウォットの「浜名湖クリーン隊」とは?

浜松市中央区、浜名湖の南にある「浜名湖体験学習施設 ウォット」は、体験学習ができる水族館をテーマに、魚や貝類・甲殻類などの水生生物を展示している施設です。

浜名湖体験学習施設 ウォット(浜松市中央区舞阪町弁天島)

「学ぶ・見て・触れる」体験型展示が多いことが特徴で、高校生以下は無料で見学できます。

ウォットは未来を担う子供たちはもちろん、大人にも浜名湖の環境について興味を持ってもらおうと、親子で参加できる湖岸清掃「浜名湖クリーン隊」を約10年前から始め、これまでに約30回開催してきました。2025年は月1回のペースで行っています。

浜名湖でゴミを拾う参加者

浜名湖クリーン隊は予約不要の清掃活動で、トングや軍手などの道具も貸し出してくれます。

ゴミが浜名湖に与える影響について、水族館のスタッフから無料で教えもらえるので、知識も増えます。

集合 持ち物を受け取る

参加はウォットの受付で、当日申し込みをするだけです。

午後1時半になったら施設内の集合場所へ集まり、スタッフと一緒に建物のバックヤードへ移動します。

子供はライフジャケットを着用

スタッフから注意事項を聞き、トング・軍手・バケツ・ライフジャケットを受け取りましょう。

清掃 約15分間でバケツいっぱいに 

参加者とスタッフ全員で浜名湖の砂浜へ移動し、約15分落ちているゴミを拾えるだけ拾います。

施設の裏にある浜名湖の砂浜へ移動

普段何気なく見ていた浜名湖の砂浜に、注意深く探すと意外にもゴミがたくさん落ちていることがわかります。

当日は親子4組12人が参加。目を凝らすとプラスチック片や釣り具などが見つかります。

誰が一番多くゴミを拾えるか?家族で競争

子供たちは、歩くたびにプラスチック片やペットボトルのキャップが見つかるため、夢中で拾い始めていました。

ボートの燃料が入っていたと思われるポリタンクや釣具など、湖ならではのゴミもあり、ゴミバケツがあっという間にいっぱいになります。

砂浜に落ちていたペットボトル

参加者が集めたゴミは、一つにまとめます。

集めたゴミを見て、参加者の多くがその量に驚いていました。

たった15分でたくさんのゴミが集まる

解説 ゴミについて教えてもらおう

清掃だけで終わらず、集めたゴミをウォットに持ち帰り、スタッフからゴミはどこから来たのか、湖にゴミが増え続けたらどうなるのかを教えてもらいます。

浜名湖にゴミがあふれるとどうなる? スタッフの説明を聞く

拾ったゴミを見てみると、特に多かったのは以下の種類でした。

・プラスチック片(劣化し破れたもの)
・荷造り用のひも
・ペットボトル
・発泡スチロール片
・紙コップ
・釣り針やルアーなど釣具
・その他生活ゴミ(袋・紙・包装材など)

風で飛ばされやすかったり、水に流されやすかったりするゴミが多く占めていました。

浜名湖は淡水と海水が混じる汽水湖です。川の上流から流されてきたゴミと、海から潮で流されてきたゴミ、双方から影響を受けます。浜名湖に落ちているゴミは、風で飛んできたもの・人が捨てたものもあります。

ゴミの多くは分解されることはなく、自然環境のなかに長期間とどまります。やがて湖や周辺にとどまるゴミの重量が、湖の生き物の数を大きく上回る可能性があるのです。

大量のペットボトルが入った袋が砂浜に

参加者「魚たちが住んでいるのにゴミが多かった」

ウォットのすぐ近くに住んでいるという古橋絵巴さんは、息子の陽太さんと参加しました。

古橋絵巴 さん
ウォットに来たとき、たまたま「浜名湖クリーン隊」の看板が目に留まったんです。時間もあったし、近くの浜名湖の環境について勉強するきっかけになると思い参加しました。普段、気にしていませんでしたが、じっと見てみると思ったよりもペットボトルやたばこの吸い殻が多くて驚きました

右)古橋絵巴さん 左)古橋陽太さん

息子の陽太さん:
ウォットには何度も来ていますが、たくさんの魚たちが住んでいる場所なのに、こんなにたくさんのゴミがあるとは思いませんでした

参加した子供たちからは「思ったよりもゴミが多い」「海に入ったら魚が食べちゃうかも」といった声が上がりました。

「誰かが捨てたなら拾う人もいないと」「もっと長い時間拾いたかった」という声も。浜名湖のゴミに注目することで、新しい気付きや発見があったようです。

地元企業が「浜名湖クリーン隊」に協力

浜名湖クリーン隊について知った、廃棄物処理業「アーシス」の河本健太代表が、拾ったゴミの回収に協力を申し出てくれました。

アーシスは、浜松市を中心に産業廃棄物の回収を行っていて、リサイクル率の向上と、地域から信頼される企業作りの両立を目指しています。

ゴミを回収するアーシス・河本健太代表

さらにアーシスは、多くのゴミを入れても破れない分別袋の開発や配布を検討しています。

美しい浜名湖を未来の子供たちに残す

自然環境を改善し、保全を継続させるには途方もなく長い年月と努力が必要です。そのため、今の子供達が大人になっても関心を持ち続け、解決に取り組んでくれることが大切です。

ウォットの大竹純也館長は、今後はゴミを拾うだけでなく、分別までしてもらおうと考えています。

ウォット・大竹純也館長:
最後まで楽しく参加してもらえるよう、分別すればするほど、もらえる参加賞のグレードが上がるなど、ゲーム感覚で参加できる仕組みづくりを検討しています

ウォット・大竹純也館長

親子で無料で参加できる清掃活動「浜名湖クリーン隊」は、子供の環境問題に対する関心を高めてくれる活動です。

そして将来大人になったとき、環境問題の解決へ向けて、行動を起こす人材になってくれることが期待されます。

さらに、子供を持つ親にゴミが落ちている浜名湖を見てもらうことで、子供達に美しい湖を残すために何ができるかを考えてもらうきっかけにもなるのです。

水が透き通って美しい浜名湖

■施設名 浜名湖体験学習館 ウォット
■住所 浜松市中央区舞阪町弁天島5005-3
■営業時間 9:00~16:30
■定休 月(祝日の場合翌日)・年末年始
■問合せ 053-592-2880
■入館料 大人320円 高校生以下・70歳以上無料

sponsored by NPO浜名湖フォーラム

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