「大やきいも」ののれん
食べる

【葵区・大やきいも】漆黒のつゆ ローカルが食べる「静岡おでん」はココ! 店名の“焼き芋”“大学いも”も

静岡市にある駿府城公園周辺で見つけた明治から続く老舗「大やきいも」。のれんをくぐると、静岡おでんや焼き芋など、味わい深いグルメに出会えました。

【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ
大やきいもの外観
大やきいも(静岡市葵区東草深町)

いつも見慣れた街並みも裏道を巡れば、そこはまるで別世界。静岡県民も必見の裏スポットをお散歩します。今回は静岡市葵区、徳川家康が築城した駿府城の城下町を散策しています。

明治から続く老舗「大やきいも」

駿府城公園を北へ出て、長谷通りとの交差点で見つけたのが「おでん 大やきいも」と書かれたのれん。

ダクトから漂う香ばしい甘い匂いに誘われ、のれんをくぐると、店内は長い歴史を感じさせる風情がありました。

大やきいも・中村修身さん

大やきいも・中村修身さん:
もうとにかく古いだけが取りえのお店です。明治時代からやっているので、明治の後半だと考えても110年ぐらいは過ぎています

80年継ぎ足しの静岡おでんが名物に

店名は「大やきいも」ですが、この店でよく知られているメニューは実は静岡おでんです。

大やきいも・中村修身さん:
大やきいも」という名前ですが、静岡おでんをいろいろなところでプッシュしてくれているので、おでんのほうが知名度が上がっています

静岡おでん

大やきいものおでんは、つゆを何十年も継ぎ足しています。

大やきいも・中村さん:
たぶん70~80年ぐらい。これがうちの命ですね。

継ぎ足しゆえに、おでんの定番と言われるダイコンは入れていません。ダイコンは水を出すため、つゆを少しずつ薄めてしまうからです。

継ぎ足しのつゆで食べる静岡おでん

必食の具材 バリエーション豊富な練り物

ダイコンの代わりに入っているのが「ジャガイモ(200円)」。よく味が染みて非常に人気があるそうです。

大やきいも・中村さん:
とにかく具材にしっかり味を染み込ませるというのが特徴です。しっかりしたジャガイモでないと簡単に煮崩れしちゃいます

外はほくほく感が残っているのに、中はとろとろ。ギャップに驚きます。

静岡おでんのジャガイモ
ジャガイモ

魚の練り物もバリエーションが豊富。何種類か試食します。

白焼(150円)」という魚の練り物は、つなぎにヤマイモを使用しており、ほかの練り物に比べるともちっとした食感があります。誰もが気に入る味です。

白焼

しのだ巻き(150円)」は、おあげの中に練り物が入っています。おあげからいい感じに油が出て、中の練り物としっかり調和しています。

大やきいも・中村さん:
食べてみると練り物にそれぞれの顔があるんです。これを知らないまま定番だけ食べて帰るのは少しもったいので、食べてみてほしいと思います

しのだ巻き

本来のメイン「やきいも」も絶品

おでんの人気に押されがちですが、店名の通り本来のメインは焼き芋です。

やきいも(100g・280円)」を試食すると、優しい甘みが口いっぱいに広がります。

縦に半分に切って、紙に包んで提供しています。

焼き芋

大やきいも・中村さん:
おかまに塩をサーッと振って、その上で焼くスタイルです。この塩がちょうどいい焦げ目をつけ、味にアクセントを加えてくれます

塩気と甘さのバランスが絶妙で、焦げた面も香ばしくて非常においしいです。

焼き芋の調理風景

常連が必ず買う「大学いも」

大学いも(大・680円)」は、常連は絶対に買うという人気メニュー。

固めた蜜を破るとほくほくとしたサツマイモの食感と甘さが広がり、自家製の蜜の甘さもあって絶品です。

大学いも

優しい甘さでくどくなく、最後までおいしく食べられます。

明治から続く「大やきいも」。継ぎ足しのつゆで煮込まれた静岡おでんに、店名の由来となった焼き芋。そして常連さんに愛される大学芋と、どれも歴史を感じさせる味わいでした。

■店名 大やきいも
■住所 静岡市葵区東草深町5-12
■営業時間 10:30~16:30
■定休 月・火

【もっと見る! 静岡おでんの記事】

アバター画像
静岡のみなさん、おかえりなさい。月~金、夕方4時50分から放送中!静岡県内のニュースや話題のスポット、気になる明日の天気まで、余すところなくお伝えしています。
  • BLOG