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静岡・富士市のJR富士駅南口からすぐの場所にある「大石食堂」は大正時代創業の店です。おすすめは「カラ揚げ定食」と「肉ラーメン」。定食やラーメンの平均価格は1品約800円と良心的で、ボリュームたっぷりです。
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いつも見慣れた街並みも裏道を巡れば、そこはまるで別世界。静岡県民も必見の裏スポットをお散歩します。今回は富士山のお膝もとの富士市。都市開発が進みながらも、どこか昔懐かしさを感じる JR富士駅周辺を散策しています。
駅前の路地裏にたたずむ食堂
JR富士駅周辺は、都市・自然・工業がミックスし生活利便性が高い地域です。

駅の北口周辺は街づくりプロジェクトも予定されているエリア、南口周辺は住宅が立ち並び、のどかな雰囲気も漂っています。
お腹が空いて、お店を探していると富士駅南口からすぐの場所に「食事は定食めん類 中華料理 大石」と書かれた赤い看板を発見。

看板は見えるものの入口がわからずにいたら、駐車場の脇に「近道こちら」の案内板を見つけました。
建物と建物の間の本格的な裏道を通って店へ向かいます。

おすすめメニューは定食とラーメン
こうして中華料理の「大石食堂」にたどり着きました。

店内にはテーブル席が並び、座敷席も少しあります。壁には富士市らしく富士山の写真が飾られています。
タイムスリップしてしまったかのような、昭和の中華食堂の雰囲気がたまりません。

迎えてくれたのは店主のご夫婦です。お店のおすすめを尋ねてみました。
定食だと「ヤキ肉定食(900円)」や「カラ揚げ定食(900円)」、麺類だと「肉ラーメン(800円)」とのこと。

カラ揚げ定食と肉ラーメンを注文することにしました。
他にもメニューには「とんかつ定食(1000円)」「カタ焼ソバ(800円)」といった定食・麺類。そして「中華丼(800円)」「カツ丼(950円)」といった丼ものや一品料理もありました。

ニンニクが効いた肉ラーメン
待つこと数分、「肉ラーメン(800円)」が到着しました。ニンニクの香りが漂い、食欲をそそります。

細麺のラーメンですが、具がたっぷり入っているので食べ応えがあります。一口食べると、味がしっかりしていてご飯が欲しくなりました。
ニンニクが効いていて、元気になりそうな一杯です。
ザクザク食感の唐揚げ
続いて運ばれてきたのは「カラ揚げ定食(900円)」。静岡らしくお茶も一緒にお盆にのって登場です。

皿には大きな唐揚げが盛られ、衣はカリッと茶色に揚がっています。千切りキャベツと人参が添えられ、みそ汁とご飯もセットの定食です。
一口かじると、ザクザクの歯ごたえでお肉がジューシー。ボリュームたっぷりで肉汁があふれ出てきます。

料理の平均価格は約800円
この日も店が開くやいなや、続々とお客さんが来店してくるので、地元の繁盛店だということがよく分かります。
開店は1925年(大正14年)。もともとは乾物店としてオープンしました。その後昭和になって食堂となり、「全品手作りで、安くて、おいしく」を目指して営業しています。
料理の平均価格は800円ほど。このボリュームと味で800円は、かなり良心的ではないでしょうか。

創業から100年近く、地域に愛され続ける食堂の味は、手作りの温かさにあふれています。富士駅を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。
■店名 大石食堂
■住所 静岡県富士市水戸島元町2-6
■営業時間 11:00~14:00
■定休 水・木
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