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「ブーランジュリー ル リアン」は、週末には約60種類のパンが並ぶ人気店です。季節の食材にこだわったパンが多いのも特徴で、和栗をふんだんに使ったサクサクデニッシュは、7層の味わいが楽しめました。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ季節の食材にこだわるパン店
静岡市葵区上足洗にあるBoulangerie Le Lien(ブーランジュリー ル リアン)。

週末には約60種類のパンが並ぶ人気店です。
店主自ら畑に足を運んで選んだ季節の食材で作るこだわりのパンが多いのも特徴です。

和栗を使った秋を感じるサクサクデニッシュ
自慢の一品は「栗のモンブランのデニッシュ(580円)」。秋季限定のメニューです。
サクサクとしたデニッシュ生地の上には、和栗を使ったモンブランクリームがたっぷり乗っています。
さらにカスタードやカシスのジャムなど7種類もの味わいが折り重なっています。

ビジュアルはボリューミーで、まるでケーキのよう。
一口食べるとサクサクで、マロンクリームの甘みと相性抜群です。マロンクリームは、ほっくりとした甘さがあります。
リアン 店主・内山晋介さん:
熊本県産の栗のペーストを使用しています。裏ごしかけて滑らかにして、栗の味が生かされるようにして、あとは生クリームでまろやかさと硬さを調整しています

すごく上品な甘みです。
上に乗っている栗は渋皮煮を使っていて、ラム酒でアクセントを加えているそうです。

マロンクリームの方は優しい甘さが印象的で、渋皮煮の方は栗の味わいを全面に感じられ、それぞれの違いも楽しめます。
静岡産のジャージー牛乳と卵を使った濃厚カスタード
食べ進めていくとカスタードクリームが入っているのを感じました。
このカスタードクリーム、とても濃厚で絶品です。

リアン・内山晋介さん:
牛乳は富士宮市の「いでぼく」という牧場から直送してもらっています。静岡市の養鶏場の平飼いの有精卵とバニラを使って毎日店内で炊きあげています
いでぼくジャージー牛乳と静岡の平飼い有精卵を使用した濃厚なカスタードクリームです。

ミルキーな味も感じます。これは、ホワイトチョコでした。
リアン・内山晋介さん:
メレンゲをそのまま入れると周りの水分でしなっとしてしまうので、1回ホワイトチョコレートでコーティングしてから使っています
本当に細部までこだわりが詰まっています。

カシスのアクセント
食べ進めていくと今度は、酸味が出てきます。
カシスのジャムが入っていて、酸味をアクセントに加えているそうです。
甘さだけでなく酸味も加わることで、さっぱり感もあり最後まで飽きずに食べられます。

高温で焼き上げるサクサクデニッシュ生地
おいしさの鍵を握るデニッシュ生地は、サックサクでほんのりバターのいい香りもします。
お店一番人気のクロワッサンと同じ生地で、バターは北海道産の発酵バターを使用しています。

リアン・内山晋介さん:
デニッシュはフルーツが上に乗るので、味の邪魔しないようにバターは使い分けています
18層と多めに折りたたむことで、サクサクでボリュームのある食感とバターの程よい風味が生まれます。
さらに210℃前後の高温で30分焼き上げることで、よりサクサク食感が増すんです。

7層の異なる味わいが調和
そして、驚きなのが生地も含めると7層になっていること。全て店内で作っているそうです。
上からモンブランクリーム・バニラとホワイトチョコの生クリーム・メレンゲ・カスタードクリーム・カシスジャム・フィナンシェ・デニッシュ生地と、外見からはわからないほど手が込んでいます。

いろいろ詰め込まれていますが、主役は和栗で、けんかせずに調和しています。それぞれバラバラになることなく、完全にワンチームになったデニッシュでした。
サクサクのデニッシュ、そして和栗の甘みが詰まった秋を感じられる逸品でした。
自慢のパンは、2025年秋限定なので、食べたい方は早めに訪れるのがおすすめです。
■店名 Boulangerie Le Lien(ブーランジュリー ル リアン)
■住所 静岡市葵区上足洗4-6-1
■営業時間 9:00~18:00※売り切れ次第終了
■定休 月、火、第2・4水
■問合せ 054-660-3829
■駐車場 6台
※この記事は2025年10月25日にテレビ静岡で放送された「くさデカ」をもとにしています。
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