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静岡・焼津市にある江戸創業の練り物の老舗「足平蒲鉾」。ここで見つけた練り物「すじあられ」は、コロコロした見た目もかわいく、裏ワザで魚のうま味をギュッと集めた一品でした。
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いつも通る道でも、一本裏へ入ればそこはまるで別世界。静岡県民必見の裏スポットをめぐります。今回は焼津市民の生活の主要道路「静岡焼津線」の焼津港周辺を散歩します。
魚タイルのある街 焼津
メイン通りから裏道に入ったところで見つけたのは、魚のタイル。
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さすが魚のまちです。ポップなカジキマグロが描かれていました。
裏スポットを探して歩いていると、周辺の事業所で働く人たちが情報をくれました。2024年で創業90周年を迎えた「港資源 奥川商店」のみなさんです。
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港資源 奥川商店 ・奥川智弘 代表:
“足平さん”は創業から100年近いのかな。かまぼことか練り物を扱っていて、全国からニーズがあるお店です
奥川商店のみなさんから老舗の情報をゲット。さっそく店の場所を聞いて向かうことにしました。
1863年創業の練り物店
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教えてもらった「足平」を目指し、裏道を進みます。
一つ角を曲がったところに「足平蒲鉾(あしへいかまぼこ)」はありました。
創業は文久3年(1863年)。160年以上の歴史があります。
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農林水産大臣賞を受賞した「極上蒲鉾(2700円)」や「れんこん揚(216円)」など、種類豊富な練り物が並びます。
卵とすり身がふわふわな「卵浮和(たまふわ)」は1枚486円で、プレーンとチーズ入りがあります。
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日替わりで試食品を提供
お店では10種類以上ある商品から、試食品を日替わりで提供。
この日は、ごぼう巻とすじあられの2種類を試食に出しているということで、まずは1番人気の「ごぼう巻き(1本65円)」から試食させてもらいます。
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新鮮な魚のすり身と国産ごぼうから作っています。歯応えがしっかりしていて、文久からの伝統を感じました。
味わい広がるすじあられ
続いてかわいらしい見た目の「すじあられ(100g 324円)」。※数量限定・販売しない日もあります。
実はこちら、おいしさの秘密に「裏」があったんです。
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足平蒲鉾・松永幸江さん:
魚の身を裏ごしにかけて、あみに引っかかっるモノがあります。それがおいしいので、集めて揚げ物にしました
魚の良いところや味の濃いとこどりをした「すじあられ」。かめばかむほど、いろいろな味わいが広がりました。一度食べ始めると、止まらなくなる絶品です。
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幕末に創業して以来愛され続けてきた足平蒲鉾。160年の歴史に裏打ちされた練り物を味わってみてはいかがでしょうか。
■店名 足平蒲鉾
■住所 静岡県焼津市本町6-7-9
■営業時間 9:00~16:30
■定休 月
■問合せ 054-628-3008
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