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美術館ですが見るだけじゃない! 東海道の宿場町、由比にある浮世絵の美術館「静岡市東海道広重美術館」では、浮世絵をする体験ができます。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへいつも通る表通りから1本裏へ入れば、そこはまるで別世界。静岡県民必見の裏スポットを巡ります。舞台は静岡市清水区由比の東海道。江戸時代から続くメイン通りを散歩します。
東海道をテクテク
「桜えびサブレ」がある菓子店「松風堂」の前を通って東へ歩いて行きましょう。
もし立ち寄るならレモンケーキは要チェック。地元の人によると、とってもおいしいそうです。
そして立派な門構えの「由比本陣公園」に到着。
この奥に「静岡市東海道広重美術館」があります。
この美術館では、あまり知られていない面白い体験ができるんです。
東海道広重美術館は、東海道五十三次などで知られる浮世絵師・歌川広重の名を冠した日本で最初の美術館です。
約1400点の作品とともに、浮世絵の歴史が学べる場所です。
浮世絵のお勉強から
体験の前に、まずは浮世絵について学びましょう。
静岡市東海道広重美術館・大栗皐太郎さん:
当時の人々の生活、娯楽、流行、風俗を描いた物を総じて浮世絵と言います。広重が得意としていたのは「名所絵」です
当時の人たちは浮世絵で、最新の流行を見ていました。
静岡市東海道広重美術館・大栗皐太郎さん:
浮世絵は制作の方法で2種類に分けられます。紙や布に直接筆で描く「肉筆画」と、木版を使って紙にする「版画」です
歌川広重のような絵師が描いた絵を、彫り師がノミや小刀を使い忠実に木の板に彫り、すり師が顔料を使って一枚一枚色付けをするのが版画の浮世絵。
完全な分業体制だったそうです。
浮世絵をすろう
それでは、面白い体験にチャレンジ!
東海道広重美術館では浮世絵の版画をする体験ができます。
美術館の入口にある体験コーナーですが、実は地元でも知らない人が多い裏スポットだそうです。
美しい浮世絵はできるのか、早速体験してみました。
(1)ローラーを使って版に黒インクを付ける
(2)余分なインクを拭き、紙を版の上に置く
(3)馬連ですり、紙にインクを付ける
(4)黒インク以外の4色も同じように重ねていく
室伏真璃アナウンサーの作品も色の濃淡が浮世絵らしく、なかなか立派。
体験料は330円(1セット用紙2枚)です。
美術館だけど見学だけじゃない。東海道を感じられる体験は、思い出に残ること間違いないでしょう。
■施設名 静岡市東海道広重美術館
■住所 静岡市清⽔区由⽐297-1
■開館時間 9:00~17:00 (最終入館16:30)
■休館 月※祝の場合は翌日・年末年始
■問合せ 054-375-4454
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