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静岡県の川勝平太 知事の辞職にともなう知事選には、これまでに元副知事の大村慎一 氏(60)と前浜松市長の鈴木康友 氏(66)の2人が立候補する考えを示しています。前の浜松市長の鈴木康友 氏のこれまでを見ていきたいと思います。
初の選挙で塩谷氏に敗れる
前の浜松市長の鈴木康友 氏。15日の出馬会見では「原点に立ち戻る」と話していました。
鈴木康友 氏(4月15日):
これは「やります」というスローガンです。今回 県知事選挙出馬にあたり、もう一度原点に立ち戻り「やります」の精神で、これからの県政のかじ取りをしていきたい
衆議院議員を2期、浜松市長を4期務めた鈴木康友 氏。初めての選挙は1999年、四半世紀前にさかのぼります。
衆議院・静岡8区の補欠選挙に当時の民主党公認で立候補。この時は自民党公認の塩谷立 氏に敗れましたが、翌年の2000年の総選挙では塩谷氏を破り初当選しました。
浜松市長選に初当選
鈴木康友 氏(2007年):
ムダ使いは許さない。子供たちの未来に責任を持つ。これまで貫いてきた信念は市政の場でしっかりと貫きたい。決断したからには後戻りは許されない。前を向いて一生懸命歩んで行きたい
2005年の総選挙で落選すると、翌年、当時の市長に不満を持った浜松経済界に推され市長選への立候補を決意。
2007年の市長選で現職市長を僅差で破り、初当選を果たしました。
行政区の再編にも取り組む
2015年には当時一大ブームとなっていたゆるキャラグランプリを誘致。
市の行財政改革や行政区の再編にも取り組んできました。
浜松市議会議長(2023年2月):
起立多数と認め第33号議案は原案のとおり可決されました
浜松市・鈴木康友 市長(当時):
本当に長い道のりだった。スムーズな移行ができるよう準備をしっかり進めていきたい
2023年2月、行政区の再編が施行されることが決まると、鈴木氏は最大の公約を成し遂げることができたとして4期16年務め上げた浜松市長としての仕事に区切りをつけました。