目次
コロナ禍の影響で欠航中の静岡ー台湾の定期路線。1月から3月まで限定でチャーター便が就航したので、台湾4大都市を巡る旅に参加しました。静岡空港を使えばたった4時間で到着する身近な外国・台湾。定期路線の復活を期待して、静岡空港の使い方や、台湾のホットな観光地をご紹介します。
鉄道とバスで富士山静岡空港へ
まずは静岡空港への道のりです。
もちろん車で行けますが、今回は公共交通機関を選択。最短到着時間を優先して、三島-静岡は新幹線、静岡ー金谷は在来線、金谷ー静岡空港はバスを利用しました。
三島駅から約1時間25分で空港に到着します。
金谷駅から真っ赤なバスに乗車
金谷駅からは空港行きのバス(大鉄アドバンス)が出ています。運賃は400円、所要時間は約13分です。
真っ赤なかわいいバスが到着しました。乗客は大きなスーツケースを抱えた旅行客が多く、平日でしたがほぼ満席でした。
金谷駅から富士山静岡空港行へは1日5便。そのうちに1便は3月末までの期間限定便です。満席で座れない、なんて事がないように時間に余裕を持って駅に到着しておきたいです。
この日は外国人観光客が多く通路スペースにも大きなスーツケースが並んでいました。
空港行きのバスは他にも静岡駅、新静岡駅、島田駅、掛川駅、藤枝駅と接続しています。掛川駅発のバスはFDA搭乗者専用の無料バスなので、それ以外の航空会社を使う人は利用できません。
駐車場は約2000台
マイカーで来ても約2000台の駐車場があります。ターミナルから遠くなりますが、無料スペースもあります。
ターミナルに近いP1とP5エリアは有料で、1時間100円ですが1日最大500円です。P2、P3、P4エリアの約450台分は無料で駐車できます。
ただし、同じ車を14日以上駐車する場合は届け出が必要です。また、夜間の午後11時半から翌朝午前5時半までは入退場ができないので注意が必要です。
待ち時間も退屈しない空港内
あっという間に富士山静岡空港に到着です。
1階の航空会社カウンターでチェックインを済ませたら、空港内を散策です。2階にあるフードコートが充実していました。
有料駐車場は1000円以上の食事や買い物をすれば2時間無料になります。もともと1時間は無料なので、合計3時間無料です。飛行機に乗らなくても、離着陸する機体を見たり、食事をする目的で空港に来る際にうれしいサービスです。
また空港内のショップでは、静岡ならではのお土産がそろっています。
静岡茶(煎茶)の試飲コーナーもあります。お土産のお茶をどれにしようか迷った時は、飲んでみるのが一番!
ちょっとしたお土産から、かなり高価なお茶道具まで販売されていました。
味わい深さが目を引いたのは掛川手織葛布です。参勤交代の諸大名の御土産品とされていた歴史ある織物。一つ一つ手作りされた品が並んでいます。
一般的なお土産と言うより、旅先で出会ったお宝をゲットできる、そんな品ぞろえでした。
2024年6月に、開港15周年を迎える富士山静岡空港では、PRキャンペーンマスコットに漫画家さくらももこさんの人気作品「コジコジ」を起用しました。
さくらももこさんと言えば代表作「ちびまる子ちゃん」で知られる静岡市清水区出身のマンガ家です。
「15」と「行こう」をかけたロゴマークは、空港内のターミナルや展望デッキの出入り口でも見つけることができるそうです。
■施設名 富士山静岡空港
■住所 静岡県牧之原市坂口3336番地4
■開館時間 6:40~22:00 ※フライト状況により変更あり
いよいよ搭乗 チャイナエアライン
今回乗るのはチャイナエアライン(中華航空)の「静岡ー高雄」チャーター便です。
静岡空港から台湾への便は、以前は台北の桃園空港に週2便運航していました。コロナ禍で運航見あわせとなってから、定期便は再開していません。
久々の台湾便ということで、到着した飛行機に歓迎のウエルカム放水(ウォーター・サルート)が行われました。ようこそ静岡富士山静岡空港へ、の歓迎の意を表して行う放水。夕陽が反射し、何とも美しい光景でした。
この機体に乗って、今度は私たちが高雄へ向かいます。
この日、台湾から日本に到着した便は満席でした。
高雄へのチャーター便は3月末まで週3回往復運航しますが、台湾の旅行会社が企画しているため、原則日本人の利用はできません。
今回は日本メディア向けツアーの一員として、特別に搭乗できました。一日も早い台湾便の復活を期待しつつ、その日のために台湾の見どころをお伝えしたいと思います。
チャイナエアラインで快適に
さあ、いよいよ搭乗です。
目的地、台湾南部にある「高雄国際空港」まで4時間10分の空の旅です。客室乗務員には日本語を話せる方がいたので、困り事の対応も心配ありませんでした。
午後5時50分に搭乗を終え、飛行機が離陸してしばらくすると夕食です。
機内食は「ビーフorチキン?」の問いかけに「ビーフ」を選択しました。野菜や豆のサラダにフルーツ、スイーツもありお腹いっぱいです。アルコールもソフトドリンクもフリードリンクで、何度もおかわりの声掛けに来てくれる丁寧なサービスでした。
高雄国際空港に到着
現地時間の午後9時に高雄国際空港に到着。台湾駐在の静岡県職員がお出迎えしてくれました。
静岡と台湾との観光・文化・スポーツ・経済交流の促進を目指して設置されている「ふじのくに静岡県台湾事務所」の存在を初めて知りました。
静岡空港を有効活用して、親日的な台湾との交流が促進されるよう頑張っている女性チームです。
空港内ではコロナの検査キッドを無償で配布しています。旅行中に体調が悪くなった時に自分で検査ができるようもらっておくと便利です。
さあ、いよいよ台湾4大都市巡りツアーのスタートです!
空港を出るとメディアツアーの迎えのバスが待っていました。台湾の観光バスは、どれもカラフルで目立ちます。高雄から台南、台中とキリンの絵が描かれたキリンバスにお世話になります。
【旅程】
1日目 高雄の夜市を散策
2日目 “台湾の京都”台南へ
台中の宮原眼科でスイーツ?!
3日目 台北の衛兵交代式
4日目 九份でモチモチ芋団子
5日目 帰国
後編では各都市のおすすめグルメや観光スポットをご紹介します。
【後編】後編 短時間で4大都市完全制覇! 外せないスポット10選取材/髙橋麻子
【もっと見る! 旅の記事】