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サイクリングがとても盛んな台湾。静岡県内には台湾人旅行者がわざわざ訪れる、注目のコースがあります。「富士山一周」と「伊豆半島一周」、各コースの魅力をご紹介します。
台湾はサイクリング王国
静岡県に来訪する海外人観光客の中でも、台湾人は来訪数で常に上位を占めてます。そんな台湾で、近年大人気のアクティビティーはサイクリングです。
2大自転車メーカー「ジャイアント」と「メリダ」の本社があり、毎年3月には世界的な自転車の祭典「台北國際自行車展(TAIPE CYCLE)」が開かれ世界中から関係者が集まります。
台湾ではサイクリングは、誰もが気軽に楽しめるアクティビティ。
台湾はまさに「サイクリング王国」です。
そんな台湾のインフルエンサーが静岡県で体験した2つの魅力的なコースをご紹介します。
人気インフルエンサーが来日
静岡県のサイクリングコースを走るのは、台湾人の自転車ファンなら知らない人はいない人気タレントのリンダさんです。
リンダさんは自分の自転車も旅先に送って、組み立てて走るという本格的なサイクリストです。
宿泊は小山町にあるラグジュアリーホテル「富士スピードウェイホテル」へ。
富士山の絶景を満喫できる絶好の立地で、サイクリングに最適のベースキャンプです。
台湾のインフルエンサー・リンダさん:
冬の富士山は冠雪しているからとてもかわいいです。夏は全く違う感じです。前日に早起きして富士スピードウェイホテルから見た富士山は「赤富士」でした。私が見たことがない色と景色でした
富士山一周コース「フジイチ」
富士山麓は、日本のアイコン富士山があり、東京オリンピック自転車競技の開催地にもなったことから世界のサイクリスト注目のエリアです。
富士山一周サイクリングコース(通称:フジイチ)は、富士山から吹き下ろす風がとても心地良い山中湖畔や富士朝霧高原を走ります。
富士宮市内では、源頼朝公が立ち寄ったとされる陣馬の滝へ。
歴史ある滝で水遊びをしたり、大自然を満喫することができます。
食事は富士宮市内のレストラン「銀座スエヒロ富士店」へ。富士山溶岩焼ステーキが楽しめます。
こだわりのブランド牛を溶岩プレートで自分で焼いて食べる、サイクリング途中の極上の食事体験です。
富士山の溶岩石(=玄武岩)は、遠赤外線の放射率が高いとされ、素材のおいしさを生かして調理できます。
伊豆半島一周コース「イズイチ」
富士山と並んで、海外のサイクリングファンに人気なのが、伊豆半島一周サイクリングコース(通称:イズイチ)です。富士山エリアと同じく、伊豆も東京五輪の自転車競技が開催されました。
伊豆半島のコースはアップダウンが激しく、のべ約5.5kmをのぼります。
その分、坂道を登った先には絶景が広がっています。時計回りコースは、半島西側の海岸エリアで、駿河湾越しの富士山が見られます。
また、ユネスコの世界ジオパークに認定された地質学的に珍しい地形を、いくつも散策することができます。
食事は伊豆半島の名産品キンメダイ。
甘い煮付けの調理法は珍しく、海外旅行客にもとても喜ばれます。
台湾のインフルエンサー・リンダさん:
静岡県東部エリアには富士山があるので、海岸線を走っても山道を走っても、富士山の女神にずっと守られている感じがして、とても感動します
台湾人向け静岡サイクリングツアーコースを
今回リンダさんを静岡に招いたのは、三島市に拠点を置くE-SPO(静岡県東部地域スポーツ産業振興協議会)です。
サイクリング王国・台湾から多くの人に遊びに来てもらうためのコース作り、旅行商品作りをしています。
魅力的なサイクリングコースがあることを理由に海外旅行先を決める人が、台湾国内では珍しくないそうです。
それほどサイクルツーリズムに関心の高い台湾の人たち。
富士山一周コース、伊豆半島一周コースを爽快に走る、台湾のサイクリングファンたちの車列があちこちで見られる日も、近いかもしれません。
sponsored by E-SPO
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