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使い捨てだけじゃない!人気上昇中エコカイロ 防災アドバイザーが災害時に使うならどれ?

寒い季節に、凍える体を手軽に温めてくれる便利なカイロですが、使い捨て以外にもいろんな種類があるんです。 ママ防災アドバイザーの目線から、普段使いはもちろん災害時にも役に立つ、エコで便利なカイロをご紹介します。

お湯で何度でも元にもどる「ジェルタイプ」

ママ防災アドバイザー・髙良綾乃:
使い捨てじゃない「エコ」視点と、かわいいデザインで人気急上昇中のジェルタイプです。

「ジェルタイプ」2個セット約300円で購入

中にある銀色の金属盤をパキッと折ると、透明な液体が白くなりながら温かくなります。酢酸ナトリウム水溶液が結晶化する際に発熱する凝固熱の原理を利用しています。

金属版をパキッと折ると白く凝固しながら発熱する

<こんな人におすすめ!>
・使い捨てじゃないカイロに興味があるけど、まずはお手頃価格のものを試したい。
・子供に持たせるから、かわいくて小さいデザインがいい。
・アウトドア、キャンプ、普段のお散歩に使いたい。

子供も使いやすくキャンプでも重宝

使い終わったら湯に入れ加熱して液体に戻しましょう。常温になったら、金属版をまたパキッとすると再利用できます。

元に戻すゆで時間は数分程度

強火だとカイロの包装が溶けてしまう恐れがあるので、弱~中火にするか、鍋底に小皿をしいてその上にカイロを置くなどして、直接カイロがなべ底に触れないようにしてください。

災害時は? お湯が沸かせれば重宝

カセットコンロなどでお湯が沸かせる環境であれば、繰り返し使用できるので重宝します。1個だけをゆでるとガスがもったいないので、湯煎調理などのついでに利用したり、家族全員分をまとめて1度にゆでるなどしてガスの節約を。

■価格帯        100円~数百円
■温まりはじめるまで  1分~数分
■最高温度       40~50℃
■継続時間       数十分~2時間程度
■再利用        ゆでると元の状態に戻り何度も使用可

※上記の機能はめやすです。使用方法は製品ごとの説明書きをよく読んで取り扱ってください。

車内やオフィスで便利な「充電式」

充電式はUSB端子で充電できる手軽さと、スイッチを入れてから温まるまで数秒というスピード感が魅力です。事前に専用コードによる充電が必要です。

専用コードで充電中

手のひらサイズのものや、本体を2つに離せるタイプ(両手用)、モバイルバッテリー機能付きなど、さまざまな個性があるので、ライフスタイルにあわせて選べます。

充電ができる車内で使用

筆者は、冬の朝の運転前に手をあたためるのに重宝しています。

災害時は?モバイルバッテリーにもなる

消費電力は10W程度なので、ポータブル電源でも充電できます。また電気、ガス、水道のうち、最も早く復旧する可能性が高いのが電気です。電気で充電できるタイプのカイロが1つあると便利でしょう。寒くない季節でも常に充電しておけば、いざという時のモバイルバッテリーとしても使えます。

<こんな人におすすめ!>
・短時間だけ使いたいので、使い捨てはもったいないと感じている人。
・オフィスやインテリアに馴染むデザインを求める人。

■価格帯        2000~5000円台
■温まりはじめるまで  3秒~数十秒
■充電時間       3時間~
■最高温度       40~50℃ ※温度調節機能付きもあり
■継続時間       1~数時間
■再利用        再充電により再利用可

※上記の機能はめやすです。使用方法は製品ごとの説明書きをよく読んで取り扱ってください。

おばあちゃんの知恵袋「あずきカイロ」

エコカイロの中でも、癒し力はダントツ! 筆者は、朝イチバンの台所仕事の前に、これで首まわりを温めて体を目覚めさせてます。

小豆に含まれる水分から出る蒸気が、手や首をじんわりと優しく温めてくれます。

あずきカイロは市販品もありますが、ご自宅に小豆があれば、簡単に手作りできますよ。

巾着タイプのあずきカイロ

<用意するもの>
・乾燥小豆
 100g(手・目・首用小さいサイズ)
 200g(肩・腰用大きいサイズ)
・小豆を包む布(木綿がよい)
・巾着や手ぬぐい(タオルでも可)

あずきカイロ 首などに巻くタイプ

<小サイズ作り方>
1)木綿の布に乾燥小豆100gをのせ、小豆がこぼれないように包む。決まりはないので、タテとヨコに三つ折りにするなど簡単に。周囲を糸で縫うとより良い。

小サイズの100g 木綿の布で包む(写真は40×50cmの布巾)

2)電子レンジで500W1分~1分半温める。電子レンジではなく蒸し器で加熱しても使えます。

※注意
・温めすぎると、豆が破裂する場合があります。まずは1分から試し調節してください。
・必ず綿の布を使ってください。化学繊維を使用すると溶けたり発火する場合があります。
・加熱中、そばを離れず様子を見ていてください。

手で持てる程度の温かさで十分

3)巾着に入れたり、手ぬぐいにくるんで完成。

巾着に入れたり、手ぬぐいにくるんで完成

紙やポリエチレン製ではなく、コットン製のお茶パックや、だしパックを布巾の代わりにすることもできます。

災害時は? いざという時は食べられる

小豆はカイロとしてだけでなく、いざという時は調理して食べることもできるので、便利でコスパも良いの優秀備蓄です。どちらにしても、普段から扱い慣れておくことが大切です。

<こんな人におすすめ!>
・自然の力でじんわりと癒されたい人。
・生理痛、腰痛、眼精疲労の時などにも。

■価格帯 小豆100gが200~400円ほど
■温まりはじめるまで  電子レンジ 1分~1分30秒/蒸し器 5分ほど
■最高温度       40~50℃ 加熱時間による
■継続時間       10~20分
■再利用        100~200回

ジェル、充電式、あずき。それぞれに個性があるので、自分や家族のライフスタイルに合わせて選んでみてください。

この冬、使い捨てじゃないエコカイロを始めてみませんか。どれも直接肌に触れないよう布で包み、低温やけどには注意してください。

取材/髙良綾乃

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子育て防災アドバイザー/ふじのくに防災士。『防災×〇〇』探しが大好物。小学生の子を持つ現役ママの視点で、防災をもっと身近に親しみやすくお伝えします。ほかにも子育て世代にお役立ちの楽しい情報や、キラリと光る地元の魅力的な「ヒト」にフォーカスします。食育指導士。
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