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扉を開けると目の前に広がるのは、ショーケースに並ぶ色鮮やかでカラフルな洋菓子の数々。静岡市駿河区にある「ヴェールクレール」で、地元の食材をメインに使用した秋メニューをチェックしました。
ヴェールクレールは地元の食材をメインに使用したフランス菓子を提供するパティスリー。
定番のチーズケーキ、ガトーショコラから、ムース、タルト、プリン、涼しげなヴェリーヌ(ガラスの器に入ったもの)など、幅広い種類の洋菓子を取りそろえています。
新緑の季節にオープン
フランス語で萌木色という意味の店名「ヴェールクレール」。外観や看板も、新緑をイメージしたテーマカラーで統一されていてオシャレです。
店主でシェフパティシエの遠藤進也さんは、東京や横浜の有名ホテルや洋菓子店で経験を積んだ後、地元静岡に戻り、母親が営んでいた喫茶店をリニューアル。2012年4月16日にパティスリー・ヴェールクレールをオープンしました。
テイクアウトはもちろん、店内にはカフェスペースもあり、コーヒーと共にゆっくりと洋菓子を堪能することができるお店です。
店の顔「ショーケース」
「洋菓子店にとってショーケースはそのお店の顔。定食屋さんと違ってメニュー表はないので、ショーケースで選んでもらわなければいけない。一番大事なんです。」と店主の遠藤さん。
ヴェールクレールに来ると、あれもこれもと買ってしまうのは、洋菓子の魅力を最大限に引き出すこのショーケースの力。
季節感が出るよう数種類の定番を除いて、その時々の旬の素材を使ったラインナップです。
秋にさしかかると、ブドウやカボチャ、イチジクなど、秋色の洋菓子も増えてきてうっとりさせられます。
ヴェールクレールの秋色スイーツをご紹介
秋のスイーツといえば栗を使ったモンブラン。ヴェールクレールの「モンブラン(600円)」は、日本産とフランス産の栗をブレンドして使用しています。
香り高くて濃厚なマロンクリームの中には、生クリームと栗の実もしっかりと入っています。
ヴェールクレールでは、グラスに入った冷たいスイーツ「ヴェリーヌ」が種類豊富です。
この時期にオススメなのがシャインマスカット。白ブドウのジュレの中に、シャインマスカットがぜいたくにゴロゴロ。その下にはミルキーなパンナコッタが層になっていて、爽やかなシャインマスカットとの味のコントラストが楽しめます。
秋らしいケーキをもう一つ。カボチャの濃厚なクリームと、軽い口どけのバニラクリームが相性抜群のカボチャのケーキ「ポティロン(540円)」。ちょっとラムが香って、大人の装い。秋が深まるハロウィンの時期まで提供しています。
ショコラ・パン・焼き菓子!週末にはキッシュも
ケーキのみならず、ショコラやブリオッシュ、クロワッサンなどのパン、焼き菓子や週末にはキッシュも焼いています。
ギフト用として人気のショコラですが、自宅用としても気軽に買って欲しいと店主の遠藤さんは言います。
フランスではオシャレなショコラを無造作に袋に詰めて買って行くそう。1粒からでも購入できるので、ぜひ息抜きタイムのお供に味わってみてください。
お昼前後になると、クロワッサンなどのパン系商品も焼きあがってきます。
バターたっぷりのブリオッシュや、チョコチップを混ぜ込んだブリオッシュショコラも絶品。
焼き菓子も豊富な種類が用意されています。イタリアの紙を使用した箱にいろいろ詰めて、自分だけのオリジナルギフトセットを作る。そんなおもてなしの方法もオススメです。
行く度に異なる装いで楽しませてくれる、ショーケースの中の洋菓子たち。特別な日だけでなく、いつもの日常にフラッと立ち寄りたい、そんな洋菓子店です。
■店名 パティスリー ヴェールクレール
■住所 静岡市駿河区豊田3-1-45
■問い合わせ 054-282-0473
■営業時間 10:00〜20:00
※木曜のみ 11:00〜19:30
■定休日 なし
取材/よれちゃん