熊本地震から8月18日で3週間。被災地では主要道路の復旧が徐々に進んでいますが、いまだ断水が続く地域もあります。静岡県内の水道管は大丈夫なのでしょうか。
静岡市葵区で行われていたのは、古くなった水道管を交換する工事です。
静岡市 水道建設・維持課 佐藤豪 工事第1係長:
こちらの管は、高密度ポリエチレン管といって耐震性能を持った水道管。地震の発生の時にも漏水が起こりにくい管
総延長2730kmの水道管が設置されている静岡市。
そのうち耐震工事が完了しているのは707km(2026年3月末時点)。
耐震化率は25.9%に留まっています。
さらに管の一部が壊れると地区全体で水が使えなくなる恐れも。
こうしたなか静岡市がいま進めているのが「選択的線的耐震化」です。
静岡市 水道計画課・定免徹 企画係長:
最低限 人命に関わる病院や市民の皆さんが、最低限 生活をしていけるようなところに水が供給できるように。そこだけでも生き延びる術を整備するという考え方
災害拠点となる病院や避難所を「重要施設」に据え、取水から排水処理までを上下水道一体の1本の線として耐震化をはかることで、災害時にも早い段階で水が利用できるよう工事を進めています。
市は耐震化を加速し、2040年には小学校の学区の最低1カ所の避難所で水が使える状態を目指しています。
静岡市 水道計画課・定免徹 企画係長:
静岡市内全域で断水が発生する可能性が非常に高い。被災した場合には大きな混乱も予想される。常に備えはお願いしたい
熊本地震の被災地へは静岡市からも給水車が派遣されましたが、南海トラフ地震では被害地域が広範囲に及び、輸送経路が寸断されるおそれもあります。
支援はすぐには届かないとされていて自宅での備えが必要です。
市は1日あたり1人3Lの水と簡易トイレなどの備蓄を呼びかけています。
災害は暑さが厳しい夏場に起こる可能もあります。
改めて備えを見直すことが必要です。
