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【独占インタビュー・前編】サッカー日本代表・後藤啓介 ワールドカップで感じた「これ以上ない悔しさ」

後藤啓介選手

ワールドカップを終えて、日本に一時帰国した後藤啓介。森保ジャパンの最年少メンバーとして戦った後藤が、いま何を思い、どんな青写真を描いているのだろうか。

7月14日、静岡県磐田市の自身も育ったジュビロ磐田U-18の練習に姿を見せた後藤。U-18の選手たちとともに汗を流した。またこの日は後輩たちからの質問時間も設け、これまでの経験をまじえながらアドバイスをするとともにエールをおくった。その後、取材したディレクターに「久しぶりですね」と笑顔を見せ、ピッチ脇での単独インタビューが始まった。

後輩たちと共に汗を流す後藤選手

―久しぶりに“巣立ったピッチ”に戻ってきた感想は?
後藤 選手:
何も変わってないというか、自分がいた時より、備品など環境は良くなっていますね。自分の移籍金などでさらによくしていけたらなとは思います※。コーチ陣も特にハチさん(八田直樹ジュビロ磐田U-18GKコーチ)に関しては、一緒にやっていましたし、帰ってきたなって感じはします

※連帯貢献金 海外で選手が移籍した際、その移籍金の一部が12歳から23歳まで在籍していたクラブに支払われる制度。海外で移籍するたびに発生する。

今回のワールドカップでは、森保ジャパン最年少メンバーとしてチームに名を連ねた後藤。ワールドカップのピッチに立ったのは、チュニジア戦で途中出場したアディショナルタイムを含め約12分のみだった。それでもベンチからチームを支え続け、日本のゴールが決まった際などには素早くボトルを出場している選手に渡すなど、献身的な姿勢が多く見られた。

―ワールドカップというのはどんな経験だった?
後藤 選手:
得たものはこれ以上ない悔しさです。得られたというか、負けてあんなに悔しいと思ったのは今までなかった。この悔しさは4年後への原動力にもなりますし、成長への糧になるなと思いました

―フォアザチームを体現するような行動もあったが?
後藤 選手:
国を代表して戦う、選ばれた26人で戦う、日本を代表して戦う。やっぱり勝たなきゃいけないですし、その中で周りのことを考えずプレーするのはあり得ない話です。“悪いエゴ”を持った選手はいないですし、長友さんや一緒に来てくれた(吉田)麻也さんが、背中で示してくれました。それが日本代表だしワールドカップなんだというのは学びでした

ピッチ脇でインタビューに答える後藤選手

後藤が名前を挙げた長友は7月3日にXで「昨日帰国したら後藤啓介が僕のところに来て、『佑都さん、僕のユニフォームもらってください。これから必ず価値上げます!』ってユニフォームを渡してきた」などと投稿。後藤はワールドカップを通じて長友のもつ“エネルギー”に感銘を受けたという。

後藤 選手:
(長友)佑都さんが持つエネルギーというのは、身近にいてすごいなと思いました。あれがワールドカップ5大会連続出場したプレーヤーのエネルギーであり背中だと。すごく感動しました。ただ、やはり長友さんがいるなかで優勝もベスト8を越えることも出来なかった。長友さんのワールドカップへの想いやエネルギー・魂というのは、自分たちが引き継いでいかなければいけないとすごく感じました

練習前に、八田直樹コーチとの会話で、「そろそろFWに専念する」と話していた後藤。ジュビロ磐田U-18ではボランチなどFW以外のポジションでもピッチに立っていた。ジュビロ磐田やベルギーではストライカーとして活躍してきたが、これまではどのポジションでもこなせる万能型の選手になりたいという思いもあったという。しかし今回のワールドカップを経て、ストライカーとして生きていく“覚悟”ができたと語る。後編では後藤のストライカーとしての覚悟やいま目標としているイングランドの“大エース”について、さらに2年後のロス五輪、そして次のワールドカップへの思いについて語った内容を詳報する

【後編は7月20日午前中に配信予定です】

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