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【富士山】スニーカーにジーンズ姿の軽装登山…立ち入り禁止エリアへの侵入も止まず 入山規制の効果と課題

静岡側の2つの登山道で、7月10日、山開きを迎えた富士山。入山規制は2026年も継続しているものの、未だ十分とはいえない状況もみえてきました。

池田高彦カメラマン:
静岡県の2つの登山道が開通しました。続々と登山者が登っていくのが確認できます

7月10日、静岡側の富士宮口と御殿場口で山開きを迎えた富士山。

7月1日の須走口と山梨側の吉田口に続き、全ての登山道で通行可能になりました。

女性(フランスから):
初日の富士山は美しい

50代男性(東京都から):
30年振りのリターン。赤ん坊と歩くような感じでゆっくりのんびり自分のペースでいければ

30代男性(新潟から):
5年くらい登ってみたかったけどずっと機会がなく。(Q.楽しみにしていることは?)やっぱりご来光です

富士山の麓で行われたのは恒例のお山開きです。

今シーズンの安全を祈願しました。

富士登山の安全対策や環境保護のための入山規制は2026年も継続です。

1人4000円の入山料とルールなどの事前学習が義務化されているほか、山小屋の予約がない場合は午後2時~翌日の午前3時まで入山が禁止されます。

こうした規制もあってか県警によると、2025年、静岡側では開山期間の死者は3年ぶりにゼロで、救助した人も前の年より4割以上減少しました。

一方で、外国人登山客を中心に後を絶たなかったのが立ち入り禁止エリアへの侵入です。2025年、取材中にも登山道の外で写真を撮る人の姿がありました。

17年間住み込みで夏の富士山頂で働いている写真家の植田めぐみさん。9日はまだ登山者が立ち入れない場所で準備をしながら取材を受けていましたが…。

富士山頂写真家・植田めぐみさん:
ちょっと待ってくださいね。いま外国人登山者が近寄ってきちゃって…(登山者はここに)登ってはいけないタイミングなんですが、人がいると景色が良いのかなと寄ってきてしまいます

2026年も山頂付近では立ち入り禁止エリアへの侵入が変わらずに続いているといいます。

そしてもうひとつ、大きな懸念点として挙げていたのが“軽装登山”です。

10日の取材中にも…。

村田彬 記者:
登山道の入口の前でスタッフに止められています。服装について指導を受けているようです

スニーカーにチノパンやジーンズ姿で訪れていたのは、フランスから来たという親子3人。

スタッフに頂上までは登らないと約束し、登山道を歩いていきました。

山梨側では2025年から5合目で登山者に指導をする「富士山レンジャー」に軽装の登山者の入山を拒否する権限を与えていますが、静岡側はあくまで“指導”、強制力はありません。

植田さんは山梨側も含め全ての登山者のチェックは難しく、登山者自身の準備が不可欠だと考えます。

富士山頂写真家・植田めぐみさん:
今のところ大きな事故にはつながっていませんが、「もう動けない」「歩けない」「なんとかしてくれ」という救助の声は多々聞いています。持ち物1つ1つガイドブックに載っていますが、(登山者は)なぜそれが必要なのか、もう一度考え、用意してほしい

富士山の開山期間は9月10日まで。

安全に富士登山を楽しむために、ルールやマナーの共通理解をどう進めるのか、今後も検討していく必要がありそうです。

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