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【袋井・法多山】 住職の入れたてコーヒーや限定モーニングがある寺 ご縁日の「ごりやくカフェ」過ごし方

静岡・袋井市にある厄除観音や厄除けだんごで有名な寺「法多山」に行くなら、月に一度の「ご縁日」がおすすめ。「ごりやくカフェ」で住職がコーヒーを入れてくれ、限定のモーニングや茶だんごなどが味わえる、特別な日です。

月に一度の法多山「ご縁日」

JR袋井駅から東に車で約12分の場所にある「法多山 尊永寺(はったさん そんえいじ)」。

法多山には月に一度、参拝するといつも以上の御利益があるとされる「功徳日」があります。観音様とのご縁が深まる日として「ご縁日(ごえんにち)」とも呼ばれています。

法多山 尊永寺(袋井市富沢)

【功徳日】
1月1日 2月28日 3月4日 4月18日 5月18日 6月18日 7月10日 8月24日 9月20日 10月19日 11月7日 12月19日 

今回は境内にある「ごりやくカフェ」のご縁日を取材。この日だけの楽しみ方をご紹介します。

境内に2つある「ごりやくカフェ」

ごりやくカフェには、門前にある「門前ごりやくカフェ」と、本堂へ向かう途中にある「一乗庵ごりやくカフェ」があります。

門前ごりやくカフェは、築70年の食堂をリノベーションして2025年リニューアルオープンしました。

ごりやくカフェの外観
門前ごりやくカフェ

門前ごりやくカフェではご縁日限定でモーニングの提供があります。

住職が入れるコーヒーと、ご祈祷を受けた小麦粉を使用した自家製パン、地元の食材を使ったサラダやスープのプレートです。

門前ごりやくカフェの店内

店内にはソファー席もあり、ゆっくりくつろぐことができます。

一乗庵は、かつて法多山にあった一乗院という寺院跡地に建てられた貴賓室で、ご縁日にはランチが楽しめます。

一乗庵の外観
一乗庵ごりやくカフェ

門前ごりやくカフェの楽しみ方

門前ごりやくカフェは、法多山の門前で長く親しまれてきた築70年の「角屋食堂」をリノベーションした建物。落ち着いた店内には、どこか懐かしさもあり、参拝前後にほっとひと息つける空間です。

ご縁日限定のモーニング

ご縁日限定のモーニングセットには、パン店に勤めていた店長が焼く自家製パンやケークサレ、サラダやスープなど全7品が入っています。

この日のモーニングには、チーズフォカッチャと、キノコとベーコンのカレー風味のケークサレが登場しました。ケークサレは具材が変わるので、どんな具材かはその日のお楽しみです。

6月のモーニング

プレートには、サラダやキャロットラペなどのデリが並び、どれも素材の良さを生かして丁寧に作られているのが分かります。

6月のプレートには、アジサイをモチーフにした「紫キャベツの紫陽花風ラペ」があり、季節感も盛り込まれていました。

アジサイがモチーフのポテトサラダ

モーニングはご縁日限定(1月1日と7月10日を除く)で、午前8時から11時まで。朝の参拝とあわせて、法多山で一日を始めることができます。

食パンやフォカッチャ、ケークサレなど、お店で作られたパンの販売もあり、持ち帰りができます。

持ち帰りのできるパン

住職が入れるこだわりのコーヒーが飲める

モーニングのメインは、法多山の住職・大谷純應さんが目の前で入れてくれるコーヒーです。筆者もこの光景を楽しみに訪れました。

カフェに入ると、カウンターに住職が立ち、コーヒーを入れています。注文が入るたびに豆を挽き、丁寧にドリップしてくれます。

コーヒーを入れる住職・大谷純應さん

使用している豆は、大谷さんと袋井市内でコーヒーの自家焙煎をしている「まめやかふぇ」の濱小路仁徳さんが開発した「JUNO-BLEND(480円)」。ちなみに「JUNO」は、大谷さんの名前・純應(じゅんのう)にちなんで名付けられています。

「JUNO-BLEND」は2種類あり、ひとつは浅煎りのファースト、もうひとつは深煎りのセカンド。どちらが飲めるかは、当日のお楽しみです。

大谷さんの入れたモーニングのコーヒー

浅煎りのファーストは少し感じる酸味に、マイルドな味わい。セカンドは、苦みはしっかりしているけれど、とても飲みやすいのが特徴です。

真剣に丁寧にコーヒーを入れる住職に、コーヒーについていろいろ聞くと、気さくに話をしてくれます。

カフェで住職とコーヒーを通して話せるのも、ご縁日ならではの楽しみ方です。

真剣なまなざしでコーヒーを抽出する大谷さん

法多山尊永寺・大谷純應 住職
コーヒーやお茶など飲み物にかかわらず、喫茶するということを楽しんでいただけたらと思います。

パウンドケーキやオリジナルドリンクも

ご縁日以外も楽しめる定番メニューとしては、種類豊富なオリジナルパウンドケーキやオリジナルドリンクがあります。

パウンドケーキに使用している小麦粉は、法多山の本尊・厄除観音にお供えし、ご祈祷を受けたもの。地元の果物や農産物、酒、みそ、こうじなど、地域にゆかりのある素材も使われていて、小さな焼き菓子にも物語が込められています。

厄除け小豆と静岡抹茶のパウンドケーキ(400円)
JUNO-BLEND(480円)

パウンドケーキは1個350円から。「厄除け小豆と静岡抹茶のパウンドケーキ(400円)」などレパートリーは約20種類ほどあり、そのうち定番商品8種類と季節の商品1~2種類が常に店頭に並びます。お店でコーヒーと一緒に食べてもいいし、手土産にもぴったりで、参拝のあとに持ち帰りたくなる一品です。

ドリンクはコーヒーのほか、「自家製シロップ梅のソーダ(480円)」、「自家製クラフトジンジャー(480円)」、「ほうじ和紅茶アイスティー(480円)」、「深蒸し茶ラテ(650円)」など自家製ドリンクメニューが豊富です。

左)自家製シロップ梅のソーダ(480円) 右)深蒸し茶ラテ(650円) 

一乗庵でごりやくランチ

ご縁日に楽しめるのは、門前ごりやくカフェのモーニングだけではありません。本堂へ向かう道中にある「一乗庵ごりやくカフェ」で、ランチも味わえます。

一乗庵の席から見える庭園

門前ごりやくカフェが参道入口近くの門前にあるのに対し、一乗庵は境内の中、本堂へ向かう途中にあります。

にぎわう門前とは少し雰囲気が変わり、庭を眺めながらゆっくり食事ができる風情ある場所です。

庭園が眺められる客席

1日20食限定の「ごりやくカフェランチ(1900円)」は、地元の旬の野菜を使った料理が並び、内容は週替わりです。

取材時はフライの盛り合わせや、高野豆腐のカニとタケノコあんかけなど全8品。どれも優しい味で、一つ一つ丁寧に作られているのが伝わる料理でした。

ごりやくカフェランチ(1900円)

一乗庵の魅力は料理だけでなく、その空間にもあります。窓の向こうには庭の緑が広がり、非日常な空間で食事を楽しめます。

一乗庵はご縁日のほか土曜・日曜・月曜にも開店しています。時間は午前11時15分からと午後1時からの2部制です。完売する場合もあるため、確実に味わいたい人は電話で予約しておくと安心です。

ご縁日には「茶だんご」が登場

そして、ご縁日の法多山で忘れてはいけないのが「茶だんご」です。

法多山の名物といえば「厄除だんご」。長く参拝者に親しまれてきた名物ですが、月に一度のご縁日には、特別に「茶だんご」が登場します。袋井でつくられたお茶を練り込んだ、特別な味です。

ご縁日限定の茶だんご

いつもの厄除だんごも魅力的ですが、ご縁日に訪れたなら、この日限定の茶だんごもぜひ味わいたいところ。限定販売のため、売り切れることもあるそうです。

門前でモーニングを楽しみ、本堂へお参りして広い境内を散策、昼は一乗庵でランチ。ご縁日の法多山で、朝から昼までゆっくり過ごすのもおすすめです。月に一度だけの特別な時間を過ごしてみてください。

■施設名 門前ごりやくカフェ
■住所 静岡県袋井市豊沢2691-1
■時間 9:30~16:00※ご縁日のモーニングは8:00~11:00
■定休 水※祝日・ご縁日は営業
■問合せ 0538-24-7666

【詳しく見る】門前ごりやくカフェのホームページ

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静岡生まれ静岡育ち。 神社仏閣伝承研究家。伝承にまつわる記事や地元で見つけたおいしいお店の紹介を書いています。 好物は和歌と本とコーヒー。著書にノンフィクション/エッセイ「CHASE」、「前を向いて」。 好きな歌は 君ならで誰にか見せむ梅の花 色をも香をもしる人ぞしる  
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