ジャムを見るにむらあつとリポーターと堂迫さん
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【沼津・フィーカ堂】生乳やカボスがジャムに!? 「年間100種類」を提供するジャム職人の店

静岡・沼津市にあるジャム専門店「フィーカ堂」を訪問。珍しい生乳のジャムやカボスのジャムに出会いました。その道15年以上のジャム職人が手がける、地元の素材を使ったこだわりのジャムの世界を紹介します。

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階段を上がった先にあるジャム専門店

沼津市東熊堂にある「ジャム工房 FIKADO(フィーカ堂)」は学園通り沿い、飛龍高校の隣に立つ建物の2階にあります。

ジャム工房 FIKADO(沼津市東熊堂)

「FIKADO Jam, Sweets & Books」という緑の看板が目印です。

通りに面した階段を上って2階へ。木の扉から店内に入ると、ずらりとジャムの瓶が並んでいました。

店主の堂迫愛さんは、ジャム職人歴15年以上です。

店主の堂迫愛さん
左)にむらあつとリポーター

フィーカ堂 店主・堂迫愛:
常時約20種類ぐらい扱っています。季節で入れ替わるので、年間では100種類ぐらいです

100種類ものジャムとは、そんなに味が浮かびません。バリエーションの広さに驚きです。

ジャム職人歴15年のこだわりが詰まった一瓶

堂迫さんは自ら選び仕入れたこだわりの果物でジャムを作ります。多い時には1日100本も作るといいます。

店内に並ぶさまざまなジャム

素材へのこだわりも徹底していて、沼津という地の利を最大限に生かしたラインナップとなっています。

フィーカ堂・堂迫さん:
素材は静岡のものを中心に、柑橘はほとんど伊豆半島の柑橘を使っています

いちごジャム(850円)」に使うのは、静岡が誇るブランドいちご「紅ほっぺ」だけと決めています。

いちごジャム(850円)

にむらあつとリポーター:
「いちごジャム」は濃厚ですね。イチゴの香りが口いっぱい広がって、くどくなくて後味がすっきりしています

いちごジャムには伊豆のレモンをたくさん使っているため、すっきりした味わいなのだそうです。

珍しいミルクジャムにも注目

専門店ならではのラインナップとして注目したいのが、「ミルクジャム(1200円)」です。

ミルクジャム(1200円)

朝霧高原の麓の牧場で放牧され、草だけを食べて育ったジャージー牛の「グラスフェッドミルク」を使用し、ぱっと見はピーナッツバターのような見た目をしています。

にむらあつとリポーター:
ふわっと優しいミルクの味です。すごく品があります。お子さんは毎朝これを食べたいと思いますよ

パンに塗ったミルクジャム

ジャム工房FIKADO 職人・堂迫さん:
このミルクジャムは生乳自体がグラスフェッドでとても優しい味のミルクです。本当にミルクを濃縮させてお砂糖を入れただけのものなので、ミルクがおいしいのです

ミルクジャムは食欲を湧かせ、毎朝の食卓を幸せにしてくれる一品です。

約10種類! マーマレードの豊富さに驚き

年間100種類のジャムがそろうフィーカ堂の中でも、特に多くを占めるのがマーマレードです。なんとマーマレードだけで約10種類あり、伊豆半島産を中心としたさまざまな柑橘を使っています。

中でも自信があると紹介されたのが、一番人気で定番の「かぼす(750円)」と「ネーブルオレンジ(750円)」。

左)かぼす(750円) 右)ネーブルオレンジ(750円)

フィーカ堂・堂迫さん:
それぞれの柑橘の味が違うのを味わっていただきたくて、それぞれの柑橘の味を生かしたマーマレードを作っています

にむらリポーター:
カボスはそのまま食べると酸味や苦みが強い果物ですが、ジャムにすることでちょうどよい甘酸っぱさになり、良さに変わります

かぼすジャムを食パンに付けて

「果物と砂糖だけ」驚くほどシンプルな作り方

フィーカ堂のジャムを試食してみて感じたのが、どれも濃厚だということです。それは「素材まるごとと砂糖のみで作る」というシンプルな考え方から生み出されます。

余計なものは一切使わず、果物そのものの力で固める製法を貫いています。

ジャムを作る堂迫さん

フィーカ堂・堂迫さん:
本当にレモンと砂糖しか入れていません。私のジャムはフルーツそのものを食べていただきたいので、できるだけシンプルな素材です

子供への思いがジャム職人への道を開く

堂迫さんがジャム職人になったきっかけは、子育ての中にありました。

フィーカ堂・堂迫さん:
子育てをしていたときに近所に農家さんがあり、そこで買ったニンジンやフルーツを子供のために手作りでジャムにしたんです。それを農家さんに話をしたら、ちゃんとした加工所で商品になるようにやりましょうという話になりました

レモンの皮を刻む
ジャムに使う伊豆産のレモン

その後、独立をきっかけに沼津へ移り住んで4年。伊豆半島の豊富な柑橘やイチゴなど、フルーツの産地でもっとたくさんの種類のものを作りたいという思いが、沼津を選んだ理由でした。

今後の目標について、堂迫さんはジャムのさらなる可能性を広げることを目指していると話します。

フィーカ堂・堂迫さん:
もっとジャムの可能性を皆さんに知ってほしいです。最近だとヨーグルトや飲み物に混ぜたり、お料理に使ったりとか、いろんな使い方もできます

ジャムを入れた紅茶

「これがジャムになるの?」という驚きの素材をもっとジャムにしたいと語る堂迫さん。フルーツの恵みをビンの中に詰め込む職人、堂迫さんの新作への期待がふくらみます。

■店名 ジャム工房FIKADO
■住所 静岡県沼津市東熊堂484-1 2F北
■営業時間 10:00~18:00
■定休 月・火・水・土・日

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