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静岡市駿河区にある「エクシード」は、昭和のレトロな食器からアフリカのお面まで扱うビンテージショップ。珍しい物だらけで、値段は手の届く範囲のものがたくさん。元の持ち主の思いも大切にしながら、次への架け橋をするショップを探検してきました。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ倉庫いっぱいの“クセ強”ヴィンテージ商品
静岡市駿河区にやってきました。クセのある雑貨店があるとの情報を得て、調査に向かったのは下川原にある「ヴィンテージセレクトショップ エクシード」です。
東名高速道路の側道沿い、安倍川のすぐ西側にあります。

建物自体がまず大きく、店の外からでも見えるショーケースには、いろいろな食器がずらっと並んでいます。
店内に足を踏み入れると、その品数の多さに圧倒されます。

食器やミシンなどレトロな商品から、和を感じる置物まで、普通の雑貨店にはない“クセ強”な雰囲気がお店全体に漂っています。
険しい顔で拳を突き出す達磨大師の人形は6000円。年季が入った風合いも相まって近寄りがたい雰囲気を放っていました。

入手ルートは遺品整理や廃業した店から
エクシードでは、個人からの買い取りはもちろん、遺品整理や廃業する店舗などから商品を買い付けて販売しています。商品のほとんどは関東エリアで買い取り、それが静岡のお店に並ぶという流れになっています。

エクシード・石﨑世梨衣社長:
この辺では珍しいお店だと思います。タイミングによっては本当にイレギュラーなものが入るので、私たちもワクワク仕事をしています
過去には、教習所から買い付けた信号機や、ミリタリーコレクターから仕入れたパイロットスーツ、操縦席のレプリカなども販売していたそうです。

注目商品①今も動く昭和のサインポールと扇風機
店内を歩いていくと、思わず立ち止まったものがありました。理髪店で見かける、クルクルと回るサインポールです。
値札を確認すると「1970年代の珍品 5万円」の文字。一体どこから手に入れてきたのでしょうか。

エクシード・石﨑社長:
廃業された横浜中華街の床屋さんからレスキューしてきました
そのサインポールの隣には、「昭和レトロ扇風機」も置かれていました。1950年代のもので、値段はなんと30万円。サインポールより格段に高い値がつけられています。

その理由を石﨑さんに聞いてみると、今でも動くからとのこと。
仕入れ元は某デパートの創業者のお宅だというから驚きです。

注目商品②マリの祈祷師が儀式に使ったお面
さらに店内を歩くと、壁一面に異様な存在感を放つお面が並んでいるコーナーが現れました。
エクシード・石﨑社長:
世界を旅したお面コレクターの奥様からの依頼でした。旦那様が集めていたお面だそうです。ほんの一部ですが200体ぐらい買い取りました

「お面は意外とコレクターがいるんです」と石﨑さん。陳列されているお面は、そんなお面コレクターが納得するものばかりです。
例えば「アフリカンマスク(1万円)」は、アフリカのマリ共和国のもので、祈祷師が実際の儀式で使っていた本物です。

せっかくなのでそのお面を手にとってみると、なかなかリアルな造形に圧倒されます。
裏面には謎の黒ズミがあり、ちょっと怖いのですが、手に取れば運気が上がるかもしれません。

注目商品③アデリアの食器もリーズナブル
珍品ばかりを紹介してきましたが、エクシードには雑貨店らしい気軽に使えそうな食器類も豊富にあります。
その中でも特に注目なのが、「アデリア」の食器です。
アデリアは昭和40年代に流行した花や動物のプリントが特徴の食器ブランドで、現在は復刻版が若者に大人気。

しかしエクシードで販売されているのは復刻版ではなく、本物の昭和のアデリア食器です。
廃業になった陶器店の押し入れから仕入れてきたもので、珍しい柄のものもそろっています。
にむらあつとリポーター:
この柄初めて見ました。いろんな色があるので、まとめて買ったらかわいらしいですね

値段は1個1000円と、かなりリーズナブルです。色がそろっている食器も、エクシードでは1点から売っているので、好きな色だけ選んで購入することができます。
エクシード・石﨑社長:
昔のものをまた楽しんで使ってほしい、気軽に楽しんでほしいという思いがあります。“もうけ”よりお客様にワクワクしていただけるように、この価格にしています

注目商品④お店で一番高価な中国工芸の「飾り棚」
お値打ちの商品が多いエクシードですが、店内で一番高価なものも教えてもらいました。
それは、コクタンを素材にした中国工芸の大きな飾り棚。

さまざまな絵が家具全体にびっしり描かれており、その1つ1つがすべて手書きというから驚きです。
某政治家の家の書斎で使われていたというこの飾り棚、その価格はなんと80万円でした。

「モノは生き物」命を吹きかけ次の人につなぐ
サインポール、ヴィンテージ扇風機、儀式用のお面、昭和レトロな食器、そして80万円の飾り棚まで、エクシードが扱うものはジャンルが多岐にわたります。

エクシード 社長・石﨑社長:
モノは生き物だと思ってるので、新たに私たちが命を吹きかけて、好きな方にお譲りできたらという思いです。気軽に手に取っていただきたいです
エクシードは、ただ珍品を売るのではなく、元々の持ち主の思いまで引き継いで大事に売っている店でした。
■店名 ヴィンテージセレクトショップ エクシード
■住所 静岡市駿河区下川原1-21-20
■営業時間 12:00~17:00
■定休 月~木※祝日は営業
■問合せ 054-266-6229
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