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“オイルショック”に“エッグショック” 洋菓子店が苦境 液卵を生から冷凍に変えたことでレシピをすべて作り直し 包装資材も急激な値上げ

アメリカとイランとの交渉の行方を世界が固唾をのんで見守る中、原油の供給不安は“まちの洋菓子店”にも影響が出ています。

静岡県静岡市内で7店舗展開する洋菓子店・ぷるみえーる。

店内には色とりどりのケーキやクッキーなどが並んでいます。

この店にも中東情勢の悪化によるものと考えられる影響が出ていました。

ぷるみえーる・牧野良弘オーナーシェフ:
このフィルム(価格)が倍くらいになっている。4月以降の購入時にもう倍になっている

焼き菓子などを包装するフィルムの原料となるのが石油製品のナフサです。

4月から仕入れ値が1つあたり3円ほど値上がりになったといいます。

この“令和のオイルショック”ともいえる状況が、洋菓子店には苦境の中での追い打ちとなっています。

この店の看板商品で1日に300個以上売れるという半熟プリン。

このプリンをはじめ、洋菓子に欠かせないのが卵です。

ぷるみえーる・牧野良弘オーナーシェフ:
かたいプリンは卵白が入っているから。このプリンはやわらかく、卵白はほとんど入っていない。だから(卵を)使う量が半端じゃない。

ただ、卵の1パックあたりの平均小売価格は直近2年で60円あまり上昇。

8カ月連続で300円台となっています。

要因の1つが鳥インフルエンザです。

ぷるみえーる・牧野良弘オーナーシェフ:
今まではある程度安い状況で値動きしていたけど、もう跳ねている。必ず毎年、鳥インフルエンザが日本のどこかで起こり、(卵が)取り合いになる

店では1年半ほど前に殻がむかれた卵の液体・液卵を、生のものから価格の安い冷凍に切り替えました。

冷凍の液卵には、品質を保つために砂糖が加えられているため、卵を使うレシピはすべて作り直しています。

こうした店でできる企業努力はしているものの、生クリームなどの材料費も年々上がり2025年4月に値上げをしていました。

そのため、いまは価格転嫁しづらいといいます。

ぷるみえーる・牧野良弘オーナーシェフ:
1回上げたら、しばらく上げたくない。どこまで上げていいのかは、正直なところ周りを見ながらやっている

アメリカとイランの恒久的な戦争終結で中東情勢は改善されるのか。

軍事作戦の影響は国内でも広がり続けています。

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