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計画発表から9年 静岡市が海洋文化ミュージアム構想について現計画を"白紙化" 「物価高騰に対して市も特別目的会社も対処方法がない」

計画の発表から約9年。静岡市の難波喬司 市長は清水区の海洋文化施設ついて、現在の計画の白紙化を発表しました。

静岡市・難波喬司 市長:
業務継続ができないと判断して、本事業についてのSPC(特別目的会社)と契約解消に向けた協議を進めることを決定した

3月31日に臨時の記者会見を開いた静岡市の難波市長。

明らかにしたのは海洋文化施設について、いまの計画の白紙化です。

静岡市・田辺信宏 市長(当時・2022年):
ここを訪れるすべての皆様が学び・驚きを通して、つながりあって、世界中から人の集まる清水、そんな場所にしていきたい

2017年、清水港に教育や観光、そして研究機能を兼ね備えた新たな“海の拠点”をつくろうと当時の田辺市長が掲げ、計画が動き出しました。

しかし2020年、新型コロナ対策で市の財政がひっ迫し、事業は一旦凍結に。

2022年に再始動し、大型水槽などを目玉に2026年4月にオープンする計画でした。

しかし、今度は建設費の高騰で総事業費が約70億円増える見込みとなり、市は計画の見直しを余儀なくされました。

市が負担額を増やして計画を進めるのか、それとも白紙とするのか。

30日、運営を担う特別目的会社・SPCから「現状では事業の継続は不可能」という旨の回答が静岡市にあり、難波市長も契約を解消し、いまの計画の白紙化に舵を切ったということです。

静岡市・難波喬司 市長:
この物価高騰に対して、市もSPCも対処方法がない。市が負担するには限度額がある。SPCの負担にも限度額がある。両者、それ以上増やしようがないと

その上で、契約解除に向けてはすべての条件についてSPCと合意する必要があるため、対立構造にはないものの見解の相違があり、合意形成には時間がかかるとの考えを示しています。

同じ地区に体感型の水族館「Zoo Zoo Sea」の建設を計画しているのが、iZooを運営するレップ ジャパンです。

白輪社長は計画に影響はないものの「新たな土地の活用方法を示してほしい」と話します。

レップ ジャパン・白輪剛史 社長:
Zoo Zoo Sea単体でも十分楽しめる場所になる。(その)自負はもって計画しており、あまり心配していない。建設予定地の日の出地区は豪華客船も入ってくる地域。(予定地が)空き地や空白になるのはすごく残念なことなので、海洋文化ミュージアムの敷地がどうなるのか注視したいし関心がある

静岡市は契約解消後に改めて海洋文化施設の計画を検討するということです。

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