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日本人の平均寿命は男性81歳、女性87歳。人生100年時代を元気に楽しく過ごすために、弁護士の住田裕子さんが大切だと話すのは「3つのキン」=「金・筋・近」です。みなさんは3つのキン、大丈夫ですか?

テレビ静岡で2026年4月5日に放送されたテレビ寺子屋では、弁護士の住田裕子さんが、人生100年時代を元気に生き抜くために欠かせない「3つのキン」について語りました。
半数が平均寿命プラス3歳まで生きる時代
弁護士・住田裕子さん:
2024年のデータでは、日本人の平均寿命は男性81歳、女性87歳ですが、寿命中位数(寿命の中央値)に注目すると、男性83歳、女性90歳。つまり、半分の人が平均寿命プラス3歳くらいまで生きるということです。

長生きするからには「元気で幸せな老後を送りたい」と誰もが思いますが、実際には健康寿命は平均寿命より10歳ほど短いことをご存じでしょうか?
あくまで統計上の数字ですが、それだけ介護や医療が必要な期間があるということです。その理由として男女ともに心配なのが、認知症です。この認知症を予防するために大切な「3つの『キン』」についてお伝えします。
大事なお金を守るために
1つ目は「金」です。いま様々な手口で高齢者がお金を騙し取られています。
高齢者が被害者になりやすい理由の1つは、認知症の初期段階である「物忘れ」が始まり、そのことを指摘されたくないからと家に引きこもりがちになってしまうことです。

次に、人との会話がかみ合わなくなってくると、分かったふりをして返事をしてしまう「取り繕い反応」をしてしまうことです。言われるがまま返事をして、契約してしまうケースが多々あります。
大事なお金を守るためにも「引きこもらない」「取り繕わない」そして「騙されない」ということが大切です。
脳の血流を良くする「筋肉」づくり
2つ目は「筋」。筋肉というのは、運動はもちろん日常の動作においても、体を動かし守るもので、人の原動力と言えます。
認知症対策には脳の血流を良くすることが大切で、運動が欠かせません。決して無理はせず、自分の体力・個性に合わせた運動方法を教えてもらいながら、筋肉をつけていくことが大切です。

近くの人たちと交流を
そして、3つ目は「近」。これは近くの人たちとの交流です。
できるだけ外に出て地域の人とおしゃべりしたり、運動したり、社会活動やボランティア活動をしたりしましょう。人と交流することで脳が活性化し、認知症を予防することにつながります。同級生や、通っていた学校の仲間で集まるのもおすすめです。
では、認知症になったら交流は持てないのかというと、そうではありません。
脳にある古い記憶は残りやすいので、子供の頃に覚えた歌を一緒に歌うなど、認知症になった人同士の交流会も開催されています。認知症になっても仲間がいると思うと、それだけでも心強いですよね。

最後に私から贈る言葉は、「きょうよう」と「きょういく」です。これは、「教養」ではなく「今日、用」があること。「教育」ではなく「今日、行く」こと。
用事があって、出かけて、コミュケーションをとることが大切なんです。「3つの『キン』」を意識しながら、実際に行動することで認知症を予防し、人生100年時代を元気に楽しく、すてきに過ごしていただきたいと思います。

住田裕子: 兵庫県出身。東京大学法学部卒業後、検事に。1988年、女性初の法務大臣秘書官となる。1996年、弁護士に転身。テレビ番組などでも活躍。NPO法人長寿安心会の代表も務める。
※この記事は2026年4月5日にテレビ静岡で放送された「テレビ寺子屋」をもとにしています。
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