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袴田巖さんが90歳に 「なるべく長生きさせてあげたい」 姉・ひで子さんや支援者が卒寿を祝う 一家4人が死亡した強盗殺人放火事件で一度は死刑が確定も再審を経て1年半前に無罪を勝ち取る

ケーキのロウソクを消す袴田巖さん(3月10日)

60年前に静岡県清水市(当時)で起きた強盗殺人放火事件をめぐり、一度は死刑が確定しながらも再審を経て無罪となった袴田巖さんが3月10日に90歳の誕生日を迎え、姉・ひで子さんや支援者が卒寿を祝いました。

袴田巖さんは1966年6月30日に静岡県清水市(当時)で起きた強盗殺人放火事件をめぐり同年8月に逮捕され、1980年11月に死刑が確定しました。

ただ、2023年10月から始まった再審では、静岡地裁が犯行着衣とされた衣類について「捜査機関によって血痕を付けるなどの加工がされねつ造されたもの」と認定し、自白についても「黙秘権を実質的に侵害し、虚偽自白を誘発するおそれの極めて高い状況下で、捜査機関の連携により、肉体的・精神的苦痛を与えて供述を強制する非人道的な取り調べによって獲得されていて、実質的にねつ造されたものと認められる」などとして無罪を言い渡し、検察が上訴権を放棄したため、2024年10月に無罪を勝ち取っています。

袴田さんは3月10日に90歳となり、同日は姉・ひで子さんや支援者が浜松市中央区の自宅で誕生日会を開くと、プレゼントを受け取り、ビールで乾杯しました。

その後、支援者から行ってみたい場所を問われると「ハワイくらいなもんだ」と答えた袴田さん。

これを受け、ひで子さんは「今年はハワイに行こう」と声を掛けていました。

ひで子さんは袴田さんについて「90ですから、いい年ですね」と笑いながら「なるべく長生きさせてあげたいと思っている。せっかくみんなに応援してもらって(刑務所から)出てきたので、10年やそこらで逝かれたらもったいない」と話しています。

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