明治大学文学部 教授・齋藤孝さん
健やか

心ではなく体から! 実は上機嫌は“技”で手に入る 齋藤孝さんが説く簡単テクニック【テレビ寺子屋】

例えば笑顔をつくる、温泉に入る、心配事を書き出す。そういった“技”で、不機嫌な状態から抜け出し、継続的に上機嫌でいられる方法を明治大学文学部教授の齋藤孝さんが伝授。機嫌の良い状態に自分を持っていける“技”を習得しましょう。

左)テレビ静岡・北村花絵アナウンサー 右)明治大学文学部 教授・齋藤孝さん

テレビ静岡で3月15日に放送されたテレビ寺子屋では、明治大学文学部教授の齋藤孝さんが、上機嫌を技として身につける方法について語りました。

笑顔や温泉や食べ物で まずは「体」を上機嫌に

明治大学文学部 教授・齋藤孝さん:
人は上機嫌な時もあれば不機嫌な時もあります。それは気分によると思われていますが、落ち込んだまま引きずっていては、物事がうまくいきません。そこで私は、上機嫌を「技」として身につけ、継続的に上機嫌でいられる魔法を考えました。

明治大学文学部 教授・齋藤孝さん

哲学者のアランは「笑うから幸せなのだ」と言っています。

これは、「『気分』に支配されてしまうと自分をコントロールするのが難しいので、先に笑顔を作る、つまり『体』を動かすことで気分を上げる」という考え方です。

例えば、人は温泉に入ると気持ちよくなりますから、機嫌が悪くなる人はめったに見かけません。「体」を整えることで上機嫌でいられるのです。

イメージ画像:笑顔の男性

手足が冷えていたり、寝不足だったり、お腹が空いていたりすると機嫌が悪くなりますから、そんな時は体を温めたり、おいしいものを食べたりしましょう。

私は気持ちが落ちた時にとっておきのご褒美で、うなぎを食べる。「今日は少し落ち込んだけれど、うなぎを食べたからちょっとプラスだな」といったように毎日を過ごしていくと、機嫌の良い状態が続きます。

イメージ画像:おいしいものを食べて上機嫌に うな重

「笑う・驚く・褒める」を多めに実践

次に大切なのは「笑う・驚く・褒める」ことです。いずれも「多めに」というのがポイントです。

ささいなことにも多めに笑うと場の雰囲気が明るくなり、相手もリラックスできて自分の気分も上がってきます。

そして、どんなことにも多めに驚く。試しにテレビを見て驚く練習をしてみてください。そうすると実際に人と話すときにも反応が良くなります。

イメージ画像:テレビを見て笑う女性

それから多めに褒める。競争心や妬みがあると上手に褒められませんから、そういった思考から抜け出すためにも、考える前に自分から進んで褒めることが大切です。

心配事を書き出し「頭」を整理

また「頭」からアプローチできることもあります。それは「物事を整理する」ことです。

心配事があると不機嫌になってしまいますから、まずは紙に書きだします。自分ではコントロールできないことや終わったことは考えず、できることのみに集中して取り組むと、物事が整理されて、すっきりします。

イメージ画像:メモを書こうとする人

頭を整理することで心も整理されます。これは知力を持って生まれた人間の強みですから、ぜひ取り組んでみてください。

不機嫌な状態から抜け出したくても、抜け出し方がわからない。そんな時は先に体を動かしてリアクションをとることで、気分も上がっていきます。それが習慣になると、機嫌がいい状態を「技」として自主的に作れるようになってきます。

体と頭の両方からアプローチして、上機嫌な人生を楽しみましょう。

明治大学文学部 教授 齋藤孝さん

齋藤孝:1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大学院教育学研究科博士課程等を経て現職。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。「声に出して読みたい日本語」ほか、著書多数。

※この記事は3月15日にテレビ静岡で放送された「テレビ寺子屋」をもとにしています。

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