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山と海に囲まれた自然豊かな静岡・河津町には、河津桜だけではない魅力があります。秘密基地のようなカフェで出会ったのは、食用バラを使った美しいジュースと、地元でとれたジビエの絶品ラーメンでした。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ農業用ハウスの横にある秘密基地感あふれるカフェ
伊豆急・河津町駅から車で4分。河津川沿いを散歩していると、道沿いに数棟の農業用ハウスが並んでいました。
ハウスの横には「70」と書かれた看板。よく見るとカフェのようです。

爽やかなオーナーが快く取材を受けてくれました。外観も店内も植物に囲まれ、秘密基地感がただようこの店は「70 nanamaru cafe(ナナマルカフェ)」です。
オーナーの後藤清也さんに話を聞くと、このカフェのユニークなコンセプトが見えてきました。

70カフェ オーナー・後藤清也さん:
隣が実はお花屋さんで、そこで父が食用バラをメインで栽培しています
生花店に隣接するカフェということで、緑あふれる空間となっていました。

食用バラを栽培するフラワーアーティスト
食用バラは、観賞用のバラと栽培方法が異なるそうです。バラ自体はそもそも食べることができる植物ですが、野菜のように有機農法に則って作っているのが食用バラです。

さらに後藤さんにはカフェのオーナーとは別の顔もあります。
70カフェ・後藤清也さん:
本業はフラワーアーティストです。植物を使って自己表現する仕事で、個展などがメインです
後藤さんは全国1位の実績もあるすご腕フラワーアーティスト。そんな後藤さんが手がけるカフェだからこそ、メニューにも花が取り入れてあります。

大人気のバラジュースは花びらも食べられる
70カフェの人気メニューは「バラジュース(600円)」です。透明のグラスに注がれたピンク色の美しいジュースには、花びらがたっぷりと入っています。この花びらも食べることができるそうです。

甘酸っぱい香りが漂うバラジュース。一口飲むと、甘さもあり、ちょっと酸っぱさもある爽やかな味わいが広がります。
70カフェ・後藤清也さん:
バラというと香水の香りをイメージして毛嫌いされる方が多いんです。でもこちらは本来の色と香りです。ポリフェノールが豊富で美容と健康にもいいです

花びらを食べてみると、想像していたような癖は全くありません。これがバラの本来の甘み。くどくないスキッとした飲み物でした。
驚き! イノシシのラーメン
70カフェではランチもやっていますが、ここ最近始めたという一風変わったラーメンがあります。
運ばれてきたのは「天麓(てんろく)ラーメン 森のしずく(1200円)」。

バラは入っていません!
濃厚な茶色のスープの上に、ねぎがたっぷり、ピンク色のチャーシューが食欲をそそります。
一口食べると、うまい! いったい何スープでしょうか。一口目ではしょうゆ豚骨系かと思いましたが、喉を通っていけばいくほど、わからなくなります。初めての味わいです。

このラーメンの正体は、なんとイノシシのラーメンです。
70カフェ・後藤清也さん:
伊豆半島でとれたものを全国に広げようと、天麓ジビエというブランドにしました。こちらはイノシシの骨から取った“獅子骨ラーメン”です
豚骨ならぬ獅子骨。ジビエですが癖も臭みもなく、豚骨よりもむしろ飲みやすいのが特徴です。
そしてチャーシューもイノシシです。

しっかりとした歯ごたえとかみ応えがあり、しっとりさも残っています。ものすごくヘルシーでおいしく、全然臭くありません。
70カフェ・後藤清也さん:
チャーシューは低温調理してあります。この辺でとれるイノシシやシカは全然臭みがないそうです

バラからジビエまで、多岐に渡るメニュー展開。地元の恵みを生かした、唯一無二のカフェです。秘密基地のような空間で、驚きと発見に満ちた食体験ができますよ。
■店名 70 nanamaru cafe
■住所 静岡県河津町沢田70
■営業時間 9:00~16:00(ランチ11:00~13:30)
■定休 火
■問合せ 0558-32-2756
■駐車場 あり
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