約4カ月ぶりにまとまった雨となった静岡県内。記録的な少雨でダムの貯水率が減少する中、今回の雨は水不足の解消につながったのでしょうか?
高本圭市 記者:
深刻な“瀬切れ”が発生している安倍川に来ています。きのうの雨で、完全に川底が見えていた部分にしっかりと水が戻ってきているのが確認できます
2月26日午前9時、川の流れが確認できた一級河川・安倍川。
静岡市では24日夜から雨が降り始め、降り始めからの雨量が63ミリを観測しました。
50ミリ以上の雨は10月31日以来、4カ月ぶりです。
北村花絵アナウンサー(2月2日):
安倍川上空です。安倍川ではかなりの距離にわたって、川の流れが途切れる瀬切れが発生しています。
安倍川では1月5日、“瀬切れ”が発生。
その後、2カ月近く解消されず、水がない状態が続いていました。
2月2日と比べると、川底が見えていた部分に水が流れていることが確認できます。
高本圭市 記者:
午後1時半です。河川事務所の職員がドローンを飛ばして、瀬切れがどこまで解消しているのか確認を進めています
静岡河川事務所は26日午後、川の調査を行い、10.3kmに渡って広がっていた“瀬切れ”の状態は全て解消されたことが確認されました。
静岡河川事務所・伊知地誠 副所長:
瀬切れは部分的には解消しているが、今後の雨にも期待したい。漁協などと連携して、やはり河川環境、3月の後半になるとアユの遡上が始まるので、情報交換を適切に行っていろいろな策を考えていきたい
一方、ダムの水位に変化はあったのでしょうか?
松下翔太郎アナウンサー:
浜松市天竜区にある天竜川水系の佐久間ダムです。少しは水の量、増えたようですが、それでもダムに多くの水が戻っている状況ではありません
こちらは貯水率が26.2%と平年の半分ほどとなっていた佐久間ダム。
2月2日の様子と比べても大きな変化はないように見られます。
県によると貯水率は27.3%に上昇しましたが、1%ほどに過ぎず、引き続き取水制限を行っています。
こちらは貯水率0%となっていた南伊豆町の青野大師ダム。
貯水率は2.8%に増えましたが、26日も岩肌がくっきりと確認できました。
松下翔太郎アナウンサー:
川根本町にある大井川水系の長島ダムです。岩が大きく露出している場所がまだまだ多いように見えます
長島ダムや畑薙第一ダム、井川ダムは2日に取材した後も水が減り続け、今回の雨はスズメの涙。
全く足しにならず、貯水率はさらに少なくなっています。
利水制限をすぐに行う状況ではありませんが、制限をするかどうか、県は利水者と協議を続けています。
気象台によりますと、向こう1カ月の降水量は平年並みとなる見込みですが、雨不足を解消するまでの雨量には達しない見通しで、県は今後の貯水率の推移を注視しています。
