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養女に対して長年にわたり性交繰り返すも懲役6年判決 起訴は最初の1回分のみ 「ひとりの女性として意識」 取り調べでは肉体関係が数十回以上に及ぶことを認める 裁判長「自己中心的な動機に酌量の余地はない」

静岡地裁

養女が13歳未満であることを知りながら、自宅で性交した罪に問われた静岡県中部地区に住む無職の男について、静岡地裁は懲役6年(求刑:懲役7年)の実刑判決を言い渡した。

強制性交等罪に問われていたのは静岡県中部地区に住む無職の男(2025年10月22日の逮捕当時59歳)で、判決文によれば、2018年8月頃から同年10月頃までの間、養女(当時12)が13歳未満であることを知りながら自宅で性交したとされている。

2月25日の判決公判で、静岡地裁の丹羽芳徳 裁判長は「被害者が精神的に未成熟であり、性的な知識を十分に備えていないことにつけ込んで性交したもので、犯行態様は被害者の性的自己決定権を侵害する卑劣かつ悪質なものである」と述べた上で、「被害者は本件により初めて性交を経験したものであって、それが1回の成功にとどまっていることを踏まえても、被害者が受けた精神的な打撃は大きく、結果は重大」と指摘。。

その上で、男が被告人質問の中で「養女に恋愛感情を抱いていた」と述べていたことについて、「被告と被害者との関係性等に照らせば、自らの性的欲望の赴くまま養子である被害者と性交をしたものと認められ、身勝手かつ自己中心的な動機に酌量の余地はない」と断罪した。

一方、求刑を下回る懲役6年の実刑判決としたことについては、男が事実を認めると共に養女に対して謝罪の言葉を述べ、反省の態度を示していることを挙げている。

男は丹羽裁判長が内容について理解したか問いかけると無言でうなずき、終始言葉を発することがないまま法廷を後にした。

養女は妻の連れ子で、男は再婚に伴い養女が小学6年生だった2017年11月から同居するようになったという。

これまでの裁判で、男は養女が中学校に進学した2018年4月、「デッサンのモデルになってほしい」という口実で裸にし、「体の形を確認したい」などと理由をつけて胸や性器などを触るようになり、養女が性的に無知であることを利用して自らの性器を触らせたり、舐めさせたりするようになったことを検察が明らかにしている。

また、同年7月頃には「お前の処女が欲しい」と言い出し性交に及ぶと、その後も自らに恋愛感情を抱かせるように手なずけ、養女に性交等の性的行為に応じさせるなど、その関係は2025年に至るまで続いていた。

被害に遭った養女の供述では、性交は自宅だけでなく、男の勤務先や車内でも行われたそうだ。

被告人質問で、男は養女に恋愛感情を抱くようになったきっかけについて、「妻が育児ノイローゼのようになり、自分に対する風当たりも強くなって喧嘩も増えていった。そんな中で養女がやさしく接してくれた。そういうことが度重なり、娘というよりひとりの女性として意識した」と明かし、養女に対して「かわいいね。好きだよ。養女にとって特別な記憶に残る人になりたいと伝えた」と述べている。

ただ、検察側が「ロリコンなのか?」と尋ねると、男は「いえ、そういうことではない」と語気を強めて否定。

養女に対してのみ恋愛感情を抱いていたことを繰り返し強調し、「どうしても、この子が好きだった」と口にした。

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