
虚偽の学歴を公表した公職選挙法違反の疑いなど複数の容疑について刑事告発されている伊東市の田久保眞紀 前市長が、県警から求められていた卒業証書の提出について拒否したことがわかりました。
伊東市の田久保眞紀 前市長は2025年5月に行われた市長選にあたり、実際には東洋大学を除籍されていたにもかかわらず報道機関に対する経歴調査票に同大学法学部卒業と記したほか、当選後に発行された市の広報誌にも同様の経歴を記載しました。
また、市議会の百条委員会では「事実を歪曲した虚偽の証言をした」などと結論付けられています。
このため、虚偽の経歴を公表した公職選挙法違反の疑いや百条委員会で嘘の証言をした地方自治法違反の疑いなど複数の容疑で刑事告発され、静岡県警が受理しました。
こうした中、田久保前市長は1月29日、警察からの出頭要請に応じ、任意の事情聴取を受けています。
代理人弁護士によると、田久保市長はいずれの容疑についても犯罪の成立を否認しているということです。
一方、県警は同日、田久保前市長側に対して任意での卒業証書の提出を検討するよう求めましたが、2月12日、県警に対して提出を拒否する回答書を手渡したことがわかりました。
取材に対し、代理人弁護士は押収拒絶権を理由に提出を拒んだことを明らかにした上で、「証拠隠滅の意図はなく、事務所で保管しているので捜査段階では渡せないという認識」と述べています。
田久保前市長が卒業証書の提出を拒絶したことで、警察が裁判所に捜索差押令状を請求した上での強制捜査に踏み切るのかどうかが今後の焦点となります。
