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浜松市中央区の街中にある「秋芳堂」は50年続く「カステラ饅頭」の店。1個65円で販売されている浜松の名物です。話を聞いてみると、実は浜松ではよく知られた、ピンクの衣装の「かにぱんお姉さん」の実家でした。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ50年続く 浜松名物「カステラ饅頭」
浜松の中心部を南北に伸びる大手通り周辺は、浜松城もあり城下町として栄えた地です。
大手通りを浜松駅方面へ、伝馬町の信号を曲がって鍛冶町通りを歩きます。
歩き始めてすぐ、「浜松名物 カステラ饅頭」と書かれたのぼり旗を見つけました。

立ち寄ったのは、老舗感漂う「秋芳堂(しゅうほうどう)」です。
店頭には「50年続いている名物 1個65」と書かれています。65とは?

歩道から窓を通して注文するテイクアウト専門店。窓をあけて応対してくれた、2代目の藤本桂さんに、お店の歴史を聞いてみました。
秋芳堂 2代目・藤本桂さん:
50年なんとかやってます。初代は父親で、僕は2代目です。父は今83歳で普段はお店にいて現役でやっています

店頭に書かれた1個65について聞いてみると“65円”という意味でした。
あまりにリーズナブルな価格設定について聞いてみると、「本当は値段上げたいんですけどね」と藤本さんの本音がポロリ。
物価が上がり続ける中、この価格で販売してくれるのはとてもありがたいです。
圧倒的人気の白あん 家康くんのイラスト付き
さっそく一番人気のメニューを聞いてみました。
秋芳堂 二代目・藤本桂さん:
白あんが圧倒的に一番人気です。中に白いあんこが入っているおまんじゅうです
「粒あん(75円)」もありますが、一番人気の「白あん(65円)」を注文しました。

白あんのカステラ饅頭には浜松市のゆるキャラ「出世大名 家康くん」のイラストの焼き印が押されていました。
サイズ感は小ぶりで、見た目もとてもかわいいです。

一口食べると、温かくふわふわの生地と控えめな甘さの白あんが口の中に広がります。
小ぶりなので、何個でも食べられそう。藤本さんは「それが狙いの大きさ」なのだと話します。
この大きさと甘さの絶妙さが、50年続く人気の秘密かもしれません。

浜松まつりでは1日1万個
忙しい時期の売り上げについて聞くと、驚きの数字が飛び出しました。
秋芳堂・藤本桂さん:
毎年5月3~5日に浜松まつりがあるので、その繁忙期は定番の白あんは、1日1万個以上売れます

浜松まつりの期間中は、朝から晩まで製造が続くそう。1日1万個という数字は、地元の人々にいかに愛されているかを物語っています。
数量限定の隠れメニュー「カスタード」
白あんが圧倒的人気ですが、常連客に愛される隠れメニューがありました。
秋芳堂・藤本桂さん:
あんこが苦手な方に人気なのがカスタードです。カスタードは一つ一つ絞り袋で絞るんですね。手間がかかるので、数量限定なんです

「カスタード(85円)」には、かわいらしい「くままん」というキャラクターの焼き印が押されています。
このキャラクターは藤本さんの妹が考案したもので、実はその妹こそ、あの「かにぱんお姉さん」。
浜松市に本社を置く大手菓子メーカー・三立製菓の広報担当として、自社の名物パン「かにぱん」がデザインされたピンクの衣装で、かにぱんをPRする有名人です。

まさにお菓子一家と言えるでしょう。
一口食べると、濃厚なクリームがふわふわの生地と絶妙にマッチします。
カスタードが好きな方はカスタードばかり注文するそうです。

50年続く浜松名物の「カステラ饅頭」は、これからも昔と変わらない味で多くの人々に愛され続けるでしょう。
浜松を訪れた際には、ぜひ一度味わってみてください。
■店名 秋芳堂
■住所 浜松市中央区肴町312-16
■営業時間 10:00~16:00 ※売り切れ次第終了
■定休 火・水
■問合せ 053-456-9866
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