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静岡市葵区、浅間通りから一本裏に入った場所にある「bikini(ビキニ)」は、週2日しか開いていないのに、たくさんのファンを持つ隠れた洋菓子店です。構想5年の特別な商品は、店主がカスタマイズしたウイスキー入りのケーキでした。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ山登りを愛する女性パティシエ
地元で「おせんげんさん」と呼ばれ親しまれる静岡浅間神社の周辺をお散歩中、出会った地元の人におすすめの店を教えてもらいました。
「ものすごくコアなファンがいるイメージ」だと言うその店は、「BAKE STUDIO by bikini(ベイクスタジオ バイ ビキニ)」。
かぼちゃプリンがおすすめという話も聞き、楽しみにしながら店を目指します。

浅間通りから1本西に入った道沿いにあり、白壁に木の引き戸の外観が街並みに溶け込んだ店がビキニです。
店内に入ると、いい香りが漂っていました。
カウンターの上にはクッキーやマドレーヌなど焼き菓子が並び、ショーケースの中にあるのは、かぼちゃプリンなどホールケーキです。
店内にはイートインスペースもあります。

ビキニ・木下由美さん:
26年前にオープンしていて、以前はスタッフもいっぱいでしたけど、この場所に移動してからは一人でやっています
ビキニは営業日が少ないので、開いているとラッキー。基本は金曜日と土曜日にオープンしていますが、不定休もあるそうです。

その理由は店主・木下由美さんの趣味に関係しています。
ビキニ・木下さん:
山登りをしていまして、その関係で休みが変わっていきます
山登りが最優先で、ビキニの営業は二の次という山ガールパティシエ。

山に登りたくなると休んでしまうという、自由なスタイルで営業しています。
濃厚で滑らかな「かぼちゃプリン」
一番人気のメニューを聞くと、やはりおすすめされた「かぼちゃプリン(453円 ※テイクアウト価格)」でした。

「開店以来おいしさ変わらぬ大人気のプリン」と手書きで書かれています。
分厚い黄金色のプリンを一口食べると、その滑らかさに驚きます。口の中でゆっくりゆっくり溶けていきます。そして、カボチャの風味が広がります。

ビキニ・木下さん:
カボチャは1/4ぐらい、かなりの量を使ってます。このなめらかさは、機械に頼らず裏ごしを丁寧にしているからだと思います
手作業で一人で丁寧に裏ごしをした希少なプリンでした。
私のウイスキーでつくったウイスキーケーキ
もう一つおすすめのメニューを教えてもらいました。
ビキニ・木下さん:
私が作ったウイスキーのお菓子があります。木下由美エディションのウイスキーです
静岡市にあるウイスキー製造「ガイアフロー静岡蒸溜所」のプライベートカスク制度で、2020年にたるのオーナーになった木下さん。

2025年4月にボトリングしたという自分のウイスキーを使用した特別な一品です。
特別なウイスキーを使った商品が、パウンドケーキタイプの「私のウイスキーでつくったウイスキーケーキ(3780円)」です。

熟成によって味が変化するといいます。
今回は2025年7月にボトリングしたウイスキーで作ったものと、その約半年後となる取材の2週間前にボトリングして作ったものの2種類を食べ比べしました。
2週間前のものは、一口目からウイスキーがじゅわーっと広がる強烈な風味。まるでウイスキーを飲んだかのような大人の味わいです。

一方7月のものは、最初にパウンドケーキの味わいが優しく広がり、最後にウイスキーが香ってきます。熟成によってまろやかになり、バランスの取れた味わいに変化しています。
ウイスキーケーキは、たるのオーナーになった2020年からの構想です。構想5年、2025年にやっと形になりました。
ワールドワイドなお菓子店

ビキニでは企業から依頼を受けて、パーティーや配布物として配るお菓子も作っています。
その企業、誰もが知る世界的超有名企業なので名前は言えないそうですが、ビキニはワールドワイドなお菓子店でした。
その規模感と、木下さん一人で営業しているというギャップが大きくて、今後の展開からも目が離せないお店なのでした。
■店名 BAKE STUDIO by bikini(ベイクスタジオ バイ ビキニ)
■住所 静岡市葵区宮ケ崎町87-7
■営業時間 12:00~17:00
■定休 日~木、不定休
■問合せ 090-4113-5133
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