
12月14日に投開票が行われた伊東市長選は元市議の杉本憲也 氏が初当選を果たした。杉本氏は「止まってしまった市政をまず進める」と話している。
静岡県伊東市の市長選挙は投開票の結果、元市議の杉本憲也 氏(43)が初当選した。
杉本氏は当選確実の一報が伝えられると「本当に厳しかった。9人が立候補し、再選挙も噂される中で、何とか1回で決めようと必死に走り回った。その結果だと思う。みなさんに感謝しかない」と選挙戦を振り返った上で「止まってしまった市政をまず進める。これに尽きる。本当に頑張っていきたい。決めるべき市長がおらず、新しいことがまったくできない。私はすぐにやるべきこと、給食費無償化の継続など政策的な部分をどんどん進めていきたい」と意気込んだ。
今回の選挙は5月に初当選した田久保眞紀 前市長が、学歴詐称問題に端を発し二度にわたり不信任を議決され失職したことにともなうもので、田久保前市長も立候補したが杉本氏には遠く及ばなかった。
また、5月の市長選で田久保前市長に敗れた小野達也 元市長も落選となった。
確定した各候補の得票数は下記の通り。
無所属・新・利岡正基 氏(52)=997票
無所属・新・石島明美 氏(58)=628票
無所属・元・小野達也 氏(62)=1万962票
無所属・新・岩渕完二 氏(73)=309票
無所属・新・黒坪則之 氏(64)=2779票
無所属・新・杉本憲也 氏(43)=1万3522票
無所属・前・田久保眞紀 氏(55)=4131票
無所属・新・大野恭弘 氏(58)=95票
諸派・新・鈴木奈々子 氏(52)=399票
無効票=289票
※開票率=100%
