
静岡県伊東市の市長選挙は12月14日に投票が行われた。開票作業は現在も続いているが、これまでに元市議の杉本憲也 氏の当選が確実な状況となっている。
伊東市長選は12月14日午後8時に投票が締め切られ、午後9時10分から市立伊東小学校の体育館で開票作業が行われている。
今回の市長選は田久保眞紀 前市長が自身の学歴詐称問題に端を発し、二度にわたり不信任を議決されて失職したことにともない行われ、田久保氏のほか、利岡正基 氏、石島明美 氏、小野達也 氏、岩渕完二 氏、黒坪則之 氏、杉本憲也 氏、大野恭弘 氏、鈴木奈々子 氏の9人が立候補した。
これまでの開票状況から杉本憲也 氏の当選が確実な状況となっている。
杉本氏は元市議の43歳。
選挙戦では「若さ」と「市政の前進」を訴えた。
一方、敗れた小野氏は5月の前回選に続く落選。
捲土重来を期した今回の選挙では、告示に合わせて高市総理から自民党総裁として「混迷の時代に確かな舵を取ることができる、安定した伊東のリーダーです」との激励のメッセージが届くなど、自民党県連が全面支援したが及ばなかった。
また、市政の混乱を生んだ張本人である田久保氏も、最後まで学歴詐称問題に関して説明責任を果たすことなく、有権者からの支持を得ることができなかった。
