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静岡・藤枝市にある旧東海道の岡部宿。内閣総理大臣賞を受賞した和菓子店があります。2代目が作った「玉露娘」、3代目が作った「みかんの丘」。1947年創業の老舗の味とは。
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いつも見慣れた街並みも裏道を巡れば、そこはまるで別世界。静岡県民も必見の裏スポットをお散歩します。今回は藤枝市。東海道21番目の宿場町・岡部宿周辺で、古き良き街並みの中に点在する隠れたスポットを散策します。
岡部宿近くで見つけた菓子の老舗
JA大井川岡部営業所近く、旧東海道から裏道へ入って歩いて2分のところに達筆な字で「御菓子處(おかしどころ) 桜屋」と書かれた看板が目に飛び込んできました。

お店を外から覗くと、「内閣総理大臣賞」と書かれた表彰盾を発見。
どうやら内閣総理大臣賞をもらっているお菓子店のようです。

1947年創業 手作りの菓子が並ぶ
店内に入ると、店主の櫻井英行さんが出迎えてくれました。1947年創業、70年以上続く桜屋の3代目です。
桜屋 3代目・櫻井英行さん:
22歳の頃から始めて、2025年で還暦を迎えます。職人歴は38年です

店内の陳列棚には、この店でひとつひとつ手作りされたお菓子がずらっと並んでいます。
櫻井さんの腕で生み出された品々が、店を訪れる人々を魅了し続けています。

内閣総理大臣賞受賞の「玉露娘」
桜屋が誇る看板商品が、内閣総理大臣賞を受賞した「玉露娘(1個248円)」。
緑色の外皮と内側の淡い桃色のあんが美しいコントラストを見せています。一口食べると、お茶の渋みと苦みが口いっぱいに広がりますが、あんの上品な甘さが、見事に2つを調和させています。

桜屋・櫻井英行さん:
(あんこは)皮をむいた小豆の中身だけを使っているので、色が淡くなっています
小豆の皮を丁寧に取り除き、中身だけを使うことで、雑味のないあっさりとした甘さに仕上がっています。
そして生地には、福岡の八女、京都の宇治とともに、日本の玉露の三大産地のひとつである、藤枝市朝比奈地区で採れる玉露を使用。

桜屋・櫻井英行さん:
このお菓子で少しでも玉露をみなさんに知ってもらう、きっかけになればと思います
三大産地の玉露を使った生地の深い味わいと、小豆の中身だけで作った上品なあん。まさに内閣総理大臣賞にふさわしい逸品です。
3代目が開発した「みかんの丘」
「玉露娘」は2代目である櫻井さんの父親が開発したお菓子。3代目である櫻井さん自身も、新しい銘菓を生み出していました。
桜屋・櫻井英行さん:
藤枝にはお茶だけじゃなくてミカンもあるぞということで、ミカンのあんを使ったお菓子を作りました
それが、「みかんの丘(1個248円)」です。

かわいらしいパッケージを開け、口に含むと、ミカンの香りを強く感じます。
桜屋・櫻井英行さん:
藤枝産のミカンを使っています。藤枝市内でマイクロ波乾燥という特殊な乾燥によってミカンをまるごと乾燥し粉末にしてもらっています。それをあんに練り込んであります
ミカンをまるごと粉末にしているからこそ、かんだときに格別な香りを生み出しているのです。

2代目の「玉露娘」、3代目の「みかんの丘」。桜屋の双璧となりえる、地元の味を生かした個性的でおいしい菓子たち。それぞれの世代が生み出した銘菓を堪能できる店でした。
■店名 御菓子處 桜屋
■住所 静岡県藤枝市岡部町内谷943-1
■営業時間 9:00~18:00
■定休 月
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