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静岡・三島市にある「スギヤマ洋品店」。安くて話題のディスカウントショップだと聞いて調査に行ってきました。魅力の一つは洋品店なのに食料品などもある豊富な品ぞろえ。大阪で修業を積んだ4代目の手腕もあって、激安品が並んでいました。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ広い店内に驚きの価格表示
JR三島駅から車で北へ10分ほど、静岡・三島市萩にある「スギヤマ洋品店」。「暮らしの衣料」の看板を掲げるこの店には、朝早くから続々と車が入っていきます。

店内は広々としていて、さまざまな商品が並んでいます。
入ってすぐに目を引くのは、大量の靴下。「地域最安値挑戦中」と書かれた値札には、なんと59円(税別)の文字。

その隣にはサングラスが480円(税別)という驚きの価格で売られています。
衣類のコーナーでは、暖かい洋服がすべて1000円を切る価格で並んでいます。中でも綿100%のTシャツの399円(税別)という価格には、理解が追いつきません。

衣料品店なのに食料品も充実
店名は洋品店ですが、寝具コーナーのもあれば、キッチン用品コーナーもあります。
中でも食料品コーナーは足を止めずにはいられません。

誰もが知っているカップ麺「麺職人 煮干し醤油」が79円(税別)など、安価で販売されています。
調味料系もずらりと並び、まるでスーパーマーケットのような品ぞろえです。
4代目が語る安さの秘密
店主の杉山良太朗さんに話を聞きました。
スギヤマ洋品店 店主・杉山良太朗さん:
自分で4代目になります。創業は1933年で、2025年で創業から92年です。昔から薄利多売ということを先代から聞いています

スギヤマのテーマは「地域最安値」。品ぞろえや値段で勝負するのがスギヤマ洋品店です。
その安さの秘密を人気商品のつま先が暖かくなる靴下を例に教えてもらいました。
スギヤマ洋品店・杉山良太朗さん:
冬に仕入れると高いので、夏の時期に大量に仕入れることで、安価にご提供できています
スギヤマでは438円で売られていますが、一般的には600円前後するそうです。約200円も安く売られていました。

エナジードリンクは99円(税別)という価格。ただし珍しい「ストロベリーフレーバー」です。
スギヤマ洋品店・杉山良太朗さん:
レギュラーの味がやはり売れ筋です。レギュラー以外の味が大量に残るので、安価に仕入れてこの価格が実現しています

仕入れ時期をずらす、在庫が比較的多い商品に目をつけて大量に仕入れるなどの工夫で、驚きの値段を可能にしているのです。
また、杉山さんの経験も安さの秘密に関わっています。

スギヤマ洋品店・杉山良太朗さん:
この店に入る前に3年間大阪の問屋街で働いていました。そこでの仕入れルートの開拓が、いまの品ぞろえに一番役立っています
遠方からも訪れる客
激安のうわさを聞きつけて、スギヤマ洋品店には遠方からも客が訪れます。
御殿場から来たという人に話を聞きました。

御殿場から来た客:
掘り出し物があるんじゃないかなと思って来ました。衣類洗剤は普段ドラッグストアとかで見る中でも100円ぐらい安いです
別の客も、カップラーメンの価格に驚いていました。
別の客:
いまカップラーメンは100円以上するじゃないですか。100円を切っているのは見ないなと思って買いました。タオルとかいろいろなものを売っていて、安くなっているのがやっぱりいいと思います

インスタグラムで情報発信
スギヤマ洋品店は日々、特売品が変わるので、お客さんがいち早くお買い得品をチェックできるように力を入れているのがインスタグラムです。

一番反響が大きいのはカップラーメン。ほかにもコスメのパックやキャラクターグッズ、子供のおもちゃなどもインスタがきっかけで売れたそうです。
にむらあつとリポーター:
衣料品店というイメージがあるので、そうじゃないジャンルも安く売っているんだという発見になっているんですね

ユニークな動画で、いま安くて買いという商品がまとまっていると評判を呼んでいます。
地域最安値をコンセプトに、値段や豊富な品ぞろえで来る人に驚きを提供し続けるスギヤマ洋品店。薄利多売で長い歴史を刻むこの店の人気の理由がよくわかりました。
■店名 スギヤマ洋品店(芙蓉台店)
■住所 静岡県三島市萩299
■営業時間 10:00〜19:00
■定休 1・2・8月の第3水・元旦
■問合せ 055-980-5541
■駐車場 あり
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